Amore八木の洒落徒然

■2004年 11月 21日(日曜日)


ナイトフライヤーと散るマイルチャンピョンシップ


馬体の張り、歩様、毛艶・・・文句無しのパドック

春の天皇賞以降 これといってヒットの無い今シーズンの競馬成績。
爽やかに晴れた11月の日曜日、今日は一丁 淀 まで出張ろうか・・・!
そういう気持ちに成ったのは、‘来たらスゴイ!’穴馬「ナイトフライヤー」を発掘したからだ。

京都 芝 外回りコースに抜群の成績を収める‘ダンス インザ ダーク’産駒。
マイル戦 4.0.0.4(京都マイル3勝)、休み明け2戦目(休養初戦好位からの後退という負け方)。
人気のデュランダルは追込みの競馬、前に行きたい馬も結構おり 好位から飛び込む一発!
ブービー人気のこの馬には、メイショウテゾロ&トロットサンダーをミックスした様な
ワクワクするような、穴馬の魅力が溢れていた。

1番人気のデュランダルは、今にも弾けそうなほど研ぎ澄まされた馬体。
他の馬を威圧するかのごとき、王者の風格に溢れるパドックでの気配。

2番人気は このレースで引退と報道された女傑ファインモーション。
よく手入れされたピカピカの馬体、たてがみには可愛いリボンが整然と編みこまれ
最後の花道を美しい姿で飾らせてやりたい・・・という関係者たちの意気込みが伝わる。

3番人気の香港馬ラクティーも国際競馬に慣れた歴戦の雄、さすがの落ち着きである。

パドックで馬を観るのが大好きな私は、このマイルチャンピョンシップは、最も楽しみなレースなのだ。

短距離はずんぐり、長距離はスリムな胴長・・・おおまかに特徴を分類すると
競走馬の馬体は、そんな風な感じであるが、マイル戦を主戦場とする馬たちの体は
これぞサラブレッドの究極!と言っても過言ではないほどの「むきむき美の芸術」である。


武豊 騎乗の美しいファインモーション&急に歩き出し‘ガックン首の池添’とデュランダル

美しいサラブレッドの姿に惚れ惚れとしながらパドックを眺める間
子供達は無心に‘ケンタッキーフライドチキン’を貪る。

ナイトフライヤーに一発があれば、上位人気3頭と絡めてもオッズは☆印!つまり1.000倍以上。
ええ感じやん・・・と、取らぬ狸の何とやら・・・ニヤニヤとしながら馬券を購入。
久しぶりに迷いの無い、すがすがしい投票だ。

待ちに待ったスタート。
綺麗にスタートを決めたナイトフライヤーは、外側3番手 絶好の位置取り。
4コーナーを先頭で立ち上がった京都芝外回りコース。

行けーっ!と叫ぶしびれるような緊張感は、あっという間に消え去り
ずるずると馬郡に沈むナイトフライヤー。


一番手前に見えるのがナイトフライヤー・・・つまりドンベ!

ブービー人気の期待に反し、見事に最下位に輝いた?のである。
ここまで負けると、スッキリしたもので何故か笑顔で京都競馬場を後にした。

2004年5回京都6日( 11月 21日) 11R
第21回 マイルチャンピオンシップ(GI)
サラ系3歳以上 1600m 芝・右 外

(国際)(指) オープン 定量
本賞金: 9400、 3800、 2400、 1400、 940万円 発走 15:40
天候:晴  芝:良 

1着7 デュランダル 牡 5 57.0kg 池添謙一 1:33.0  
15 ダンスインザムード 牝 3 54.0kg C.ルメール 1:33.3
8 テレグノシス 牡 5 57.0kg 横山典弘 1:33.5
4 (父) マイネルソロモン 牡 4 57.0kg 小牧太 1:33.6
10 (父)(市)(地) プリサイスマシーン 牡 5 57.0kg 藤田伸二 1:33.7
12 (市) アドマイヤマックス 牡 5 57.0kg 武幸四郎 1:33.7
11 メイショウボーラー 牡 3 56.0kg 福永祐一 1:33.9
9 (父)(市) バランスオブゲーム 牡 5 57.0kg 田中勝春 1:34.0
9着5 (外) ファインモーション 牝 5 55.0kg 武豊 1:34.1
7 13 マイネルモルゲン 牡 4 57.0kg 後藤浩輝 1:34.1
2 (父) フォルクローレ 牝 5 55.0kg 佐藤哲三 1:34.1
16 ロードフラッグ せん 7 57.0kg 松永幹夫 1:34.3
6 (父) マイソールサウンド 牡 5 57.0kg 本田優 1:34.4
14着3 [外] ラクティ 牡 5 57.0kg P.ロビンソン 1:34.8
1 (市) ギャラントアロー 牡 4 57.0kg 幸英明 1:34.9
16着 7 14 (父) ナイトフライヤー 牡 5 57.0kg 柴原央明 1:35.0




ちなみに、2005年の最初の重賞レース‘京都金杯’で穴人気したナイトフライヤーは、
またも見事に期待を裏切り、再び 散ってしまったとです。
何故か‘ヒロシ’風にエンディングを迎えるのであった。

2004年 11月の日記


秋晴れの日々


淀川のわんどで、ひと回り大きくなったガーコを見守るる子供達

例年になく 暖かいこの秋、山の紅葉も中々その色を深めるにはムードが盛り上がらないようで
11月の半ばを過ぎても、めったに‘紅葉’っていう感じの風景には出会わない。
自然の紅葉を期待しているうちに、気が付けば寒い冬が・・・ってな事も
想像に易く、霊園などの そういう‘施設'には、ちゃんと人為的に?
早くからキッチリと色付く樹木が配せられ、訪れた参拝者たちを
最低限ガッカリさせないような配慮が成されている様だ。


山の樹々は未だ色付かないけれど霊園内部には綺麗に赤く染まった植木達が・・

亡き母の墓参りを済ませた後、箕面の山々を散策し 近年めっきりと商売付いてしまった
‘がめつ〜い’勝尾寺へと向かう。

お寺と言うものは 勿論管理する方がいらっしゃって、綺麗に整備されているから
コストが掛かるのは解るのだが、観光客誘致の為にライトアップ・・etc・・色々と
設備を充実させた経費を参拝者の入場料で充てようと云う根性が気に食わない。

豊中で生まれ育った私には(しかもオートバイに熱中してた頃など毎日箕面の山は
マイ サーキットとして毎日走りに行っていたものだ)
とてもなじみ深く昔から事有る毎に参拝に訪れたこの寺も
‘入場料’を取り始めた役10年程前からは、めっきり行かなくなった。

しかしせっかくの秋晴れ、もう少し紅葉も楽しみたい・・・でも賽銭をあげるのに
入場料を取ろうと言うような不逞な寺には・・・コッチにも考えが有るゼ!
子供達の正しい?指導者として、又 公共の宝であり心の拠所である筈の社寺が
入場料を(その上高い駐車場代も)取ろうなんざ〜許せん!〜たたっ切ってやる!
という事でコマンド作戦実行へ・・・。

寺の門前から少し下った所に分かれ道があり、ハイキングや墓参者などが利用するコースが有る。
フフフ・・・待ってろよ・・・今行ってやるぜ‘タダ’でな・・・。
少々躊躇いがちな子供たちを鼓舞し、正しい心で?お墓の横手から見事に侵入!
入場料と駐車場料金○○○○円は、悪徳管理者の元へは行かず正しく社会貢献される事に。


勝尾寺名物の勝だるまの順列に紛れる?詠人


付録?秋晴れ写真シリーズ


淀川のススキもシャンパンゴールドに煌めく季節


バッタ捕りは11月に入ってもOK!頭を抱えて泣く詠人に‘ごめんな’の杜人


わんどは淀川の自然を縮図にしたような楽しい所

呑酒庵から望む秋晴れの朝焼け&1年経ってひと回り大きくなったガーコ

おやすみBefore&A
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