Amore 八木の洒落徒然

2005年8月の日記は・・・

@淀川花火大会のパーティー/A母と子の島
B八木町花火大会・日吉キャンプ〜琵琶湖クルーズ母と子の島
/C チンチン電車/D近場で温泉


2005年 8月の日記


晴れた日の堺はチンチン電車で!


阪堺線一日乗り放題のスクラッチチケットを手にニッコリ

今年5月のNBA北支部の研究会で‘包丁研究会’が催された。
堺刃物ミュージアムの会場に向かった際、久しぶりに乗った阪堺線(チンチン電車)に、
懐かしさ・時間の流れの豊かさ・温かい横揺れ・・・いろんな意味で
ゆったりとした素敵な気持ちに包まれ、思わずニンマリとしてしまった。

近いうちに子供達を連れて乗りに来よう!と心に決めて、ようやくこの日を迎えることとなった。


日付けのところをスクラッチして有効期限を表示すると言うアナログかつ合理的なフリーチケット

大人600円、子供300円で一日何度でも乗り放題のチケットを恵比寿町で購入。
駅員さん(その後運転手さんに変身?する)に
珍しいものを見るように顔を見られ、なんか妙な気分・・・通しナンバーを見て納得!
3年で783番目のお客さん・・・そう、我々はレアなお客さんなのだ。


レアなチケットをスクラッチ!ラブリーな電車も到着しいざ!愛しの横揺れワールドへ。

JRの脱線事故直後`鉄道アナリスト’とかいう訳の解らんおっさん達が、
知ったような事を好き勝手にTVで解説者気取りで言っていたが、
「ヨーダンパー」なるものが列車の横揺れを押さえ蛇行動を防止する云々・・・。

ところがドッコイ!チンチン電車には、蛇行動なんて基本の動きそのもので、この蛇行動こそが
彼らの存在価値を普遍のものにする重要なスパイスなのだ。

チンチン電車が恵比寿町の駅を滑り出した途端‘にんまり’してしまう何とも言えない逆スリル。
遅いけれどもスピードを上げると共に始まる蛇行動に、杜人と目を合わせ「ええやろ・・・」。

路面電車専用の黄色の矢印信号を彼らに解説し、程なく現れる住吉の信号機。


普通は青緑の矢印だが、チンチン電車はこの黄色の矢印の信号に従う。

いつまでも別れを惜しむような夏の陽射しに照りかえる堺の石畳の上をスローに走るチンチン電車。
子供達も一様にホンワカとした気持ちで、この小旅行を楽しんでいる。


バスのようにボタンを押すと「つぎ とまります」ランプが点灯!

寺地町についた頃には昼前で、この旅の最初のお楽しみスポット、
釜炊き銀シャリが売り物の めし屋‘げこ亭’に向かうが、電話したところ`遅い夏休み’を取られていた。
仕方なく近所のご飯屋でお昼を済まし、一応場所の確認の為にげこ亭の前に行ったところ、
中からおばさんが顔をのぞかしておられたので ご挨拶。
ついでに チョッと中を見せてくださいと お願いしたところ、これまた‘いかにも’ってな感じのオヤジさんが
上半身裸の腹巻姿で登場!
杜人に向かって「男前やなぁー」と声をかけられ、せっかく来てくれたのに申し訳ないからと
マンゴ ジュースをプレゼントしてくれました。


次回の訪問時にはこの店で美味しいご飯をお腹一杯食べたい!‘げこ亭’

続いては堺名物・有名なくるみ餅の店‘かん袋’に向かう。
`有名’という言葉に弱い日本人の習性か、小さな店に不釣合いなほどの大きな駐車場。
それも納得させられるほどに客で溢れた店内は、
横着極まりないオーダー聞きのシステムにも誰一人嫌な顔をするでもなく、
ところてん状態でお客が売り上げの山を築いては帰ってゆく・・・うらやましい・・・。


氷餅を前に愛想笑いの子供達

「デザート!」「デザート!」って歓び勇んでいた彼らの口には合わないらしく、
「おとうさん、食べていいで・・・」〜まだ子供やもんなぁ・・・とチョッピリ淋しい思い。

ランチにデザートと梯子して、お腹が一杯になったら ひと暴れ!
終点の浜寺公園前まで再びチンチン電車に乗ってプールに行こう。


同じ大阪でも気のせいかここ堺の陽射しはラテン調に感じるのは何故?


モダンな外観が夏の陽に映え美しい浜寺公園駅舎の前
で。

夏休み最後の土曜日ということで賑わう浜寺公園プールで、しっかり?泳いだ後は
今回の小旅行のもう一つのメインイべント汐湯に入れる銭湯へ向かう。

三度チンチン電車に乗り御陵前の駅へ。
土居川べりを湊の方に向かい歩き始めると、すぐ左に`湯’のマーク。
とっても小さな銭湯だが「電気湯」というネーミングに思わず食指が動くが誘惑に負けてはいけない。
あこがれの湊汐湯に入る為にここまで来たのだから・・。


その名の由来は、いったい何処から・・・電気湯。

名物穴子寿司の‘ふかせ’を通りすごし約5分、有りました!湊汐湯。
沖合い2.5キロの所から海水を引き込みボイリングするという豪快な仕様が心憎い。
温泉好きのホームページ‘銭湯ホッパー’のサイトで見つけてから
ずっと行きたくて仕方なかった銭湯なのである。


何故か暖簾のところでポーズをとると‘幽霊’スタイルになる子供達


杜人と詠人交代で撮影の湊汐湯露天風呂、看板にはいたずらで沖合い2.5キロが25キロに・・・しかし極楽!

期待通りの(それ以上?)のいい湯で、旅の?疲れも何処へやら。
本当に来て良かった・・・でも、また来てしまいそう。


風呂上りは、すっかり元気&ニコニコの子供達

いい気分で御陵前の駅方面に向かう途中BLOGのポスターに目が留まる。
「大浜まつり」・・・そう、今夜ここ地元の盆踊りがあるというのだ。
夏の終わりの小旅行のフィナーレに相応しいとばかり、急きょスケジュール イン。

超レトロな偽サンダーバード型遊具で遊んだ後は、お腹も減ったし居酒屋で晩ご飯。
お腹もふくれ、おかみさんに おやつももらいご機嫌な子供達と最後のお楽しみ`お祭り’へ。

「今日は楽しかった・・・いっぱい日記に書く事出来た!」と胡麻スリ気味の子供達と
チンチン電車の駅へと向かう。


最新型?の貸切チンチン電車が、すっかり暗くなった堺の町を走る。

なんともホッコりとした気分で夏の終わりの小旅行は、素敵な横揺れと共に終わるのでした。


スタート&ゴール地点の恵比寿町駅


2005年 8月の日記


八木町花火大会’05&日吉キャンプ
〜琵琶湖クルーズ


詠人にとっては初めての琵琶湖、この日も何故か曇りのち晴れ。

昨年訪れた八木町花火大会の感動が忘れられず今年も行っちゃいました。

今年は花火大会当日に八木町に向かう為、現場でのキャンプ設営は出来ないので
キャンプは‘府民の森ひよし’にて‘ニューテント’で行った。

能勢からの山越えで向かった今年は約1時間半、
あっという間に現場到着で早速遊びスポットに向かう。

帝釈天隣のカブトムシドーム(昨年のリベンジ)では居るには居たのだが、相変わらずのショボさ。
早々に引き上げ‘文覚ふれあい公園’へ出向き、キャンプ施設の査察を。
だが ここも結構しょぼくて・しかも‘まむし注意’の看板だらけ!
こんなとこでキャンプできるか!とここを後にして、天気も良くないので
去年もお世話になった‘スプリンススひよし’へ向かい、食事・プール・温泉だ。

去年はキンチャンズを連れて行ったが、今年はその子供達の‘スマちゃんズ’が旅のお供。

お昼ごはんも一緒に?食べると、プールへ。
半分は寝て過したあと(あまり目の保養になるターゲットも無いので)、
明るいうちにテントを張らないと・・・という事で府民の森に当日チェックイン。

ゴールデンウィークに盗まれたテントの後継として購入したばかりのニューテント
‘スターライト ドーム’(星が見える)を設営するが生憎の空模様で、星空は無し・・・。


テントを設営したら‘スマチャンズ(すまちゃん&プラン)のお食事タイム。

スプリングスひよしに戻り、ひと風呂浴びて花火会場に向かうが雨が強まる。
花火はちゃんと上がるのだろうか?心配する気持ちとは裏腹に会場に近ずくにつれて益々・・・。

だが 去年と違い今年は花火が始ると共に雨は止み、会場は のどか ながら熱気に包まれる。

雨の為ご馳走設備を設営できないので、スーパーで買ったお寿司etc・・・を、
会場の段々に座ってパクつき、いよいよ始るメーンイヴェントを待つが、その前にお約束の・・・夜店へ。


ちょっと手ブレだけど夜店前で。

それではお楽しみの花火!

たっぷりと花火を堪能したら暗い夜道を迷いながらも、府民の森に戻りテントでおやすみ。
ちょっと寝酒にシャンパンでも飲んで明日に備える。


真っ暗になっても中々寝ない悪ガキ達

 

8月15日(月)一路琵琶湖へ


前日の寝酒・ヴーヴ クリコ とニューテント


テントの中で、お決まりの寝ぼけショット 6時am

曇り空&朝もやの中、一気にキャンプのかたずけを済まし今日目指すは琵琶湖。
国道477号線を山越えルートで鞍馬、大原へと向かい琵琶湖西岸の和邇に至る60キロコース。


ガスの晴れた日吉のダム湖にて

2時間近い道のりを経て、到着しました‘セーリングスポット わに’は、
お気軽料金でマリンスポーツが楽しめるアットホームな施設だ。
友人の森永君に招待してもらって訪れたとたん、泳ぐ気マンマンの子供達は早速琵琶湖へ。


未だ空はスッキリしないが、既にエンジン全開!

そしてBBQの段取りなど一通りの準備を済ませ、いざモーターボートでびわ湖クルーズ。


琵琶湖の真ん中でエンジンストッピ&乾杯〜


ライフジャケットを着用し、安心して琵琶湖の真ん中に飛び込むのはかなり爽快だ!

泳ぎにボートなどたっぷり楽しみ、腹ペコになったらお昼だ。
BBQとはいっても
‘鱧’や‘鮎’などちょっと酒飲み向き中心のメニューだが・・・。


デザートのアイスクリームも琵琶湖の中で食べると格別なのだろうか・・・?


アイスの後はトランポリン、そして蜆探し・・・


最後は湖の見えるジャグジーで‘あぁー極楽・極楽’!


2005年 8月の日記


母と子の島アゲイン


放し飼いされている孔雀のクジャッキーと

姫路から船で約50分、瀬戸内海に浮かぶ坊勢島の先に‘母と子の島(家島)’がある。

兵庫県が運営するこの島は、日常の都会的生活を離れ完全に自然の中で過す事の楽しさを
満喫できる、中々素敵なスポットである。

だが その様に思える様に成ったのは前回 杜人を連れて訪れた時から、
2〜3年経た頃からで、それまではと言うと・・・

「暑いよう〜」・「のど乾いたよう〜」・「しんどいよう〜」・「足痛いよ〜」・・・
杜人の口から次々に吐き出される‘へたれヴォイス’のオンパレードに、
さすがにグッタリと疲れきった旅の思い出が、再訪する気にはとてもさせなかった。

時の流れは様々なものを洗い流す・・・そう、我々親子の苦い思いでも2〜3年経った今、
楽しい事だけが、しっかり・ちゃっかりと思い出されるようになり、
1年生になった詠人の夏の思い出作りの為に三人で母と子の島を再び訪れる事と成ったのである。


初めての船旅にワクワク(でも チョッとビビリ気味)の詠人&余裕の杜人。


ほぼ貸しきり状態で島に到着・・・そこからがこの島1番の難所(山越え)がいきなり我々を迎える。

天気予報の‘雨模様’とは裏腹に見事に晴れ渡った母子島。

早速の急坂に苦労するも、さすがに今回は2回目!
工夫に工夫を重ねたパッキングの甲斐もあり、大幅に荷物の軽量化に成功した今回は、
‘地獄のカンカン坂’・・・とまでは思わないほど、あっさりとクリア。

初めて訪れた前回は、同じ1泊でも‘冷蔵庫なし’‘ビールや飲み物の販売もなし’と思い、
10本の缶ビール、白ワイン、ジュース、食材・・・それらをキッチリと冷す氷・・・。
今回の3倍の重さはあろう荷物との格闘&杜人の弱音オンパレード!
それから思えば、ほんとにヘッチャら!楽勝過ぎて ちょっと肩透かしを食らった感じさえした。

前回 訪問の際は、開島以来初めて(恐らくそれ以降も無いだろう)の、車による送迎を受けたのだ。
(口外を禁じられたので詳しくは言えないが、あまりに弱りきった杜人の姿に意を決した私が、
3キロ先のキャンプエリアにたどり着けないので、この辺りで野宿したいと
管理人に申し出た為、たぶんビビッて仕方なく・・・。)

まぁ 何はともあれ、この難所をクリアすれば後は楽しむだけ!
バンガローにチェックインの時間まで少々あるので、早速海に向かってレッツゴー!


海水浴、カナディアン カヤック、磯遊びなどたっぷりと遊びまくり。


食欲旺盛な孔雀のクジャッキーにバッタを捕まえてあげたところ、とってもお気に入りに・・・。

お魚中心のバーベキューを夕食に、バンガローに戻ろうとする頃には もう真っ暗。
お風呂にいこうとしたとたんに大粒の雨が・・・残念だけど、考えてみれば
今日明日と雨模様だった筈の空が、よく遊ぶ間だけ晴れてくれたもんだ!
今夜は早めに寝て、明日もたっぷり遊ぶぞ!


早起きして朝食前に早速釣り!写真を見てもよく解らんサイズのフグ(左の3枚)とべラ。

朝飯前に釣りをして、ごはんを食べた後もゴカイが無くなるまで釣り。
それから海水浴、そして昼ごはん。
ご飯の後は磯でアワビ探し〜海水浴、朝5時に起きても あそんで過ぎる時間はあっという間に・・・。

帰りの船の時間が迫ってきた為、シブシブシャワーを浴びて帰路に着く。

船に乗り遅れると洒落にならないので、もう ドタバタの帰り支度だ。


帰り道の上り坂で母子島とのお別れショット、瀬戸内海に傾く陽が もの淋しい・・・。


帰りの船上ではすっかりリラックス&おやすみの詠人、お兄ちゃんは冷房の効いた船内の方がお好き・・・。


2005年 平成淀川花火大会




脚が調子悪いので、遠距離撮影は手ブレばっかり、今年の淀川花火大会で使えるのはこの2枚だけ。



こちらは天神祭りの花火をバルコニーから撮影したものです。

呑酒庵でのパーティー


今年の パーティーの目玉はなんと言っても「カキ氷」!

桜橋のサンケイ氷室さん(ひいきの氷やさん)で氷を注文した際、
特別に業務用のカキ氷機を貸していただいた。

カキ氷の美味しさは何と言っても‘ふんわりとソフトな口当たりの’氷につきる。
近頃の露店で見かける‘クラッシュアイス’状のカキ氷には、
カキ氷本来の「蜜と氷の織り成す儚くて優しい、幸せな口解け・・・」が有りはしない。

切れ味鋭い鋼の歯と、圧倒的パワーによる安定した‘シェーブドアイス’であって
はじめて‘本物のカキ氷’が完成するのである。

夜空を彩る綺麗な花火を眺めながら、
「いちご」「メロン」「抹茶」などの定番蜜に加え、「さくら」と言う新顔(明治屋)も加わり、
さらには「カリブ」「モナン・モヒートミント」「モナン・ブルー」「パッションフルーツ」・・・
などの‘大人なシロップ、そして様々なリキュール・・・をかけて楽しんだ。

子供達が喜ぶのは当然ながら、一番嬉しそうな顔をしていたのは、大人だったかもしれない。

パーティーの料理は、

押し寿司(穴子、バッテラ、海老)
秋刀魚の昆布刺し、きずし
ポテトとサラミのガーリックバターグラタン、
浅漬け(水茄子、夏野菜ミックス)
マグロ脳天タタキ
マグロ頬肉照り焼き
活タコのマリネ
焼き松茸
秘伝マグロカレー・・・などに加え、

鹿や熊の煮込みの缶詰etc・・・色んな差し入れも有って多種さいさい!

ビール、日本酒、焼酎、ワインなどを呑みまくり、最後は西瓜割りで・・・。


今年も生贄になったのは「松本ハイランド」の西瓜。


総勢23名集まって、賑やかなパーティーになりました。