旅情篇

アモーレ・モルト・エイト 冥府魔導の九州ふやけ旅 旅情篇


地上で考え得る、最上のヤッホー!
やまなみハイウェイと極上温泉のヒット&アウェイ


10月28日(土) 大阪発 さんふらわあ にて別府へ


さんふらわあのレストランで乾杯!

子供達にとっては、何かにつけ初めての事ばかり。
フェリー乗船もその一つで、たこフェリーとはひと味違う さんふらわあの威容に、先ずやられる。

ピカピカのプーちゃんで、オープンのまま乗り込もうと考えていたが
直前からの小雨で、購入以来初めてのクローズドドライブ。
南港東の立ち飲み屋さんで、おでんなどをお腹に入れ
ホッコリ&ワクワク気分で乗船だ。


期待度120%・・・子供達の胸は期待に高鳴る乗船直前。

出航の19時はもう既に真っ暗。
さんふらわあの綺麗な太陽マークは、明日の朝別府で確かめることにし、いざ乗り込む。

2等船室に収まり寝床の用意をするや否や、
何故かゲームにふけり出すアホがき達にあきれ果てる。
「怒らんとこう、楽しい旅やから なるべく怒らんとこう・・・」・・・無理じゃ!

「お前ら、何の為に九州まで行くと思っとんねん!」と、まず1発。

「さぁ レストランに行くぞ!」・・・「やったぁ」?
お前ら、さっきあれだけ食べたのに・・・。

じゃこ天、から揚げ、塩さば・・・およそ、アテばかりだが、
これがまた、子供達が好きなものばかり・・・。
実は持ち込んだサンレオン マンサニージャ パサードのアテにセレクトしたのだが。


海の上で、塩味のアテとマンサニージャ・ええやん!

お腹も一杯になったので、デッキに出て瀬戸内海の風を愉しむ。
そう半月前に明石側から昼に見た、明石海峡大橋がライトアップされ
私たちを迎えてくれている。


カメラの腕が悪いので、いい写真が撮れなかったが・・・

夜の瀬戸内海を揺れる事無く威風堂々と走るさんふらわあ。
すっかり安心しきって、初めての長距離フェリーの旅を満喫している子供達。


恒例のジャンプ抱っこも飛距離が伸びる。

満喫しすぎて、とうとうゲームコーナーへ・・・。
一人300円のゲーム予算は、焼け石に水のように消え失せるが
そこに子供達にとって、天使のようなオッチャン登場。


夜のさんふらわあ ゲームコーナーは怪しげに子供達を誘う。

連ちゃんモードに入った、自分のスロット台を子供達に遊ばせてくれ
子供は楽しい・・・オヤジは助かる・・・アリガトサーン!

放っておけば何時まででも遊びそうな勢いのアホガキ達に、
明日の予定を告げ、冥府魔導の道を行くには早起きが肝心!と。

お風呂は明日朝一番から、死ぬほど入れるので
早々に歯磨きをさせ2等船室にもぐり込み、親父も一緒に夢の中へ。

明日はいよいよ、4年ぶりの
子供達には、初めての九州!待ってろよ・愛しき温泉たちよ!

10月29日(日) 別府温泉&アフリカンサファリ



別府でのファーストカット・・・朝日の中の魔道親子とプーちゃん

「皆さま お早うございます、時刻は只今5時15分でございます、
本船は予定通り6時30分 別府湾に到着予定でございます。

別府の天候は晴れ、気温は・・・・・でございます。
レストラン・売店では、朝食をご用意いたしまして・・・・。」

何とも美しく絶妙なトーンのアナウンスは、
寝起き一番の不機嫌など、絶対に起こさせない!強い意志と
才能と鍛錬のなせる技は、芸術的領域をも感じさせる。

こちとら、既にお目覚めで 今日1日を一杯楽しむため、
子供達のドキドキ眼を一杯見る為の準備に、もう緊張しているようだ。

こんな緊張を解すのは、やはりお風呂が一番。
完全に夢の中にいる子供達に抜け駆けして、先ず朝の一発目を
さんふらわあ にしき の風呂から開始した。


意外と気持いい、さんふらわあの風呂

6時前に子供達をたたき起こし、
出発の用意&朝食・・・だが、レストランに並んでいるのは
明らかに昨夜の残り物ばかり・・・。
あまりにヒドイので、味噌汁だけを3杯注文し、上陸してから本格的に朝食をとる事に。


ヤッホー!九州上陸だぁ・・・詠人一人なのは、
早速 怒られてスネた杜人が横にいる為。

念願の九州・別府に子供達と ついに上陸!感動の瞬間のはずが、
しょうもない意地悪をして、怒らせる杜人・・・怒らんはずやのに・・・。

いつまでも引きずるわけには行かない!我々には使命が在るのだ。
そう 冥界からの導きのままの湯巡り・・・
こんな事で頓挫している場合ではない。


とうとう来ました、竹瓦温泉!

別府を代表する共同浴場・竹瓦温泉。
前回の九州一人旅で、完全にヤラレタ温泉だ。

一人前の素敵な大人になる為に、どうしても避けては通れぬ道。
・・・すなわち「温泉道」を体感するには、先ずここの、この風呂の入浴客が放つ
凛とした息遣い・・・銭湯ダンディズム。
美しき日本の、美しき習慣。
そして その中で培い昇華させて来た美意識。

朝日が昇り始める朝7時、美しいこの温泉の門をくぐり
素敵なメゾネット構造の脱衣場&浴室に向かう。

昨夜 さんふらわあで、今回の旅行では
「湯上りにバスタオルを使い、ふんわり優しく吹き上げる・・・何て事はせんぞ!」
「最後までこのタオル1つで、3人みんなの身体をふきあげるから心するように」
・・・と言い聞かせてあったのだ。

こんな素敵な歴史観タップリのお風呂には、
フワフワのバスタオルなんて気持ち悪い!
男なら、手ぬぐい1丁で完璧にふきあげる!これが温泉道の基本中の基本である。

熱き想いを伝えた子供達は、立派に歴史的瞬間を迎える筈だったが
はやる気持ちを抑えられず、いきなり掛け湯しないで入ろうとした杜人に
地元ベテランン入浴客のチェックが飛ぶ!

「僕 僕・・・掛け湯してから入ろうな」
・・・THE END・・・
総ての熱き想いが、音を立てて崩れ落ちる瞬間がそこに在った・・
・・・レオンが後ろから悪刑事に撃たれて倒れるシーン的な・・・

だが いつまでもガックシしてるばかりでは情けない。
冥府魔導を行く我々には、進むべき道程がある、
ただ ひたすらに極上の湯を慈しみ風を受ける。
迷いは無い、さぁ 湯と風の武士(もののふ)となり、美しきこの国の素敵を貪り尽くすのみだ!


鴨なんうどん・・・しみる美味さにじーん。

朝食は、おでんと朝飯定食、鴨なんうどん大(ビーちゃん付き)で済まし
・・・地元では有名店みたいで、著名人の色紙だらけ・・・
次なるターゲット鉄輪温泉に向かう。

別府の湯煙りが印象的なポスターなどは、ほとんどがこの鉄輪温泉で、
至る所から湯煙が上がり、地獄と極楽の共存する
なんとも雰囲気な温泉街だ。

ひょうたん温泉(足湯)、熱の湯、渋の湯などを次々制覇し
(数だけの温泉巡りだけなら、ここ鉄輪で数十は楽に行ける)
湯上りのアイスキャンディーを楽しみながら、
なついて来た可愛い猫と戯れる。


ちょっとアメリカンSHが入ってる?気の良いにゃんこと子供達。

どこまでも温泉風情のたっぷりな街鉄輪に相応しく、
メイン通りの坂道には「いでゆ坂」と素敵なネーミング・・・
スナック街の方には「みゆき坂」とネーミングされていた・・・誰やろ?みゆきって。

このいで湯坂を昇りきれば、地獄めぐりのメインステージ。
‘かまど地獄’‘海地獄’‘坊主地獄’などがひしめき、
観光客で賑わうが、地獄からの武士たる我々は
住み慣れた?地獄よりも、未知なる極楽・・・そう、温泉優先だ。

海地獄系のブルーなお湯や、坊主地獄の極上泥湯をたっぷり味わい気持ちいい!
もう この辺にしといたろか・・・と、鉄輪に暫しの別れを告げ
この日の 取って置きのお楽しみ‘アフリカンサファリ’へと向かう。


海地獄・鬼石の湯を上がって気分上々・天気も最高・地獄ブクブク・・・。

子供とお出かけ系のサイトで、別府のアフリカンサファリが
色んなサファリの中で一番良いよ・・・ってのを見たので、
動物大好きな子供達に、良い思い出になればと訪問を決意したのだが、
昼ごはんを食べようと入ったレストランは暗くてしょぼくれている。

違うレストランに入ったのだが、サービス悪い・不味い・高いの3重苦。
のっけからテンション下がりまくるが、仕方ない・・・
・・・ここは、サファリ・・・動物を楽しむところ・・・そう、動物を。


気を取り直してV字ポーズでレッツゴー!

動物ふれあいゾーンでカンガルーとのふれあいを楽しみにしていたが、
肝心のカンガルーは、怠惰に昼寝を貪り
僅かに動いているやつらも、一向になついて来る気配もなし・・・。
〜一番良いサファリって・・・どこが?
益々不安は深まる。


楽しみのカンガルー達は、向こうの方で・・・

ちょっと楽しくなって来たのは、小動物とのふれあいゾーン。
御なじみの山羊や豚・うさぎなどの他に、
リスザルの餌やりは、活発に飛び回るやつらを相手に
生きたワーム(ムイムイちゃん)を手のひらから与えるのが楽しい。

1匹ずつやらないと、20匹くらいは遠慮なく一気に貪られるのであっけ無い。
体の大きさと餌の大きさとの対比では、
かっぱえびせんを、一気に20個以上頬張るようなものだが、
1個 もこぼさずに一瞬で完食するような物で、一種の名人芸?だ。


ウサギ抱っこ、リスザルの餌やりと豚&豚顔詠人。

何とか少し盛り上がり、ようやくメインの‘ジャングルバス’の時間がやって来た。
一般の車ならマイカーでサファリゾーンを遊覧できるのだが、
オープンカーは(幌付き)は入れない。

その代わり一般の車では絶対に味わえない、
猛獣などと至近距離で接することが出来る喜びがある。


鹿の仲間・熊(みかん)・シマウマなどにバスの檻越しに餌をやる。

トラやライオンの餌やりは迫力満点と思いきや、右はあくび&涙目の1歳メスのライオン

キリンや像はやはり壮観!右は滅多に見れないらしい像の水浴びシーン

ダチョウの卵・雨に濡れたものは駄目らしい・・・。

山上エリアのサファリパークは風が強い。
ポカポカとお陽さんが照ってるときは良いが、陽が当たらないとにかく寒い。
温泉仕様の半そで半パン姿では、骨身にしみる寒さだが、
乗り合いバスの中では、着る事もままならず、ひたすら耐えるしかなく
大阪に帰った翌日には、風邪ひきさんに成っていた。

目の前で始めて見る猛獣たち、しかも餌の肉を食べる野生の牙。
子供達にも、忘れられない思い出になったようだ。

サファリで冷え切った身体は、温泉で温めるしかないが
目的の秘湯に行く前に、明礬温泉名物の地獄蒸しプリンで一服を。


子供達はプリン、オヤジは温玉うどん・モクモクと湧き上がる温泉蒸気

明礬小屋&玉子好きの詠人は温泉蒸し玉子を食べなければ収まらない。

どのガイドにも登場する岡本屋売店は大盛況。
皆はプリン目当てで訪れるが温中オヤジは、うどんが目当て・・・結構美味い。
実はここでも温泉に入れるのだが、
時間も押してきて、目的の3秘湯を残している。

明礬小屋の受付で入手した情報を頼りに山の悪路を登っていく。
さすがに秘湯と言われるだけ在って、そうそう生易しく訪れることは出来ない。
途中で分岐する道を‘勘’だけを頼りに進むが、
山深くなるばかりで巡り合える気配さえ感じない。

およそ不安だらけで途方に暮れかけた頃に対向車の軽トラとすれ違う。
「このチャンスを逃しては」・・・と、すれ違いざまに
「このへんに‘へびん湯’って在りませんか?」と尋ねると、
「もうすぐそこや、車止まってるから解るわ」って・・・。

そして 有りました数台の駐車・・・「ここや!」
絶叫と共に車から駆け下り、渓流のせせらぎの音に向かって一直線!
・・・有りました、夢にまで見た秘湯‘ヘびん湯’(No、9)


あまりに素敵で、気が遠くなりそうな温中オヤジと魔童たち。
(詳細は温泉篇から)

先客に他の2つの秘湯のことを尋ねたが「知らんわ」と、軽くあしらわれ
寂しい思いをしたが、地元の宝物を易々とヨソもんに教えたくない気持ちは
十分に解るので仕方ない。

他の二湯は諦め、ただただじっくりと‘へび’を味わった。

陽も傾き、ホテルのチェックインも有るので
名残惜しみながら秘湯へびん湯を後にし、来た道を引き返す道すがら
見事に拡がる別府の景色の前で記念撮影。


秘湯 へびん湯を後にし別府市内を一望する・・・気持ちいい!

ここで写真を撮ってたら、へびん湯の入浴客のディアマンテが・・・。
「ちょうど この下も、温泉ですよ」って、教えていただいた。

覗き込めば そこには‘つるの湯’の姿が・・・行きたい!
でも子供達は「早くホテルに行きたい」・・・無念だが、良いか!
こんなに気持ち良い‘へび’を味わったんだから・・・。

ホテルサンバリーは、関汽トラベルのめちゃ得プランにセットされたホテル。
前回利用した亀の井が空いてなかった為の選択だ。
チェックインを済ませ、部屋に入ると いきなりのベッドダイブ連発。
はしゃぎまくり、エスカレートしていくうちに兄弟喧嘩。
いつもの事だが、態度の悪い杜人に、またしても雷ドカン!

空気も悪くなったので、オヤジは10階の展望大浴場へ向かい温まる。

まだメソメソしてる杜人・・・まぁ、美味いもんでも食べに行くか?
・・・と出向いた別府の繁華街(さびれてる)。
調べてあった店は準備中の看板・・・仕方なく嗅覚に頼り、
うろうろと目ぼしい店を物色するが中々無い・・・。

覚悟を決めて入った店は、今一の味と雰囲気&高い値段の またしても3重・・・。
ホテルの部屋で充電中の室内用ラジコンヘリコプターの事も気になるし、
ホテルに入っていた、蕎麦屋が中々いけてそうやし・・・
ホテルに戻って仕切りなおししよう!
「でも僕たち、もうお腹一杯やで・・・」と杜人、「ええよ、お父さん一人で行っとくし」

サンバリーの3階にある、お洒落な蕎麦ダイニングに一人で向かい
鮎の干物をアテに益荒男を一杯・・・しかし、益荒男 置いてるなんて・・・。

コースメニューを注文し、色んな味を楽しむことに。
「なかなか美味いやん」と思っていたら、部屋からやって来た悪ガキたち。
「お前ら、お腹一杯やろ」・・・「まぁ まぁ」・・・嘘やろ?


アテの鮎一夜干しに始まり・・・

コースメニューの一品たちも・・・

卵焼き嫌いなはずの杜人・・・この出し巻き美味しいやん、もう一つ頼んで!え?

仕舞いにはメインの蕎麦までやられる有様・・・

あげくの果てに、最後の楽しみ‘蕎麦湯’まで・・・

・・・「結構なお手前で」・・・って、ほんまシバクで!

部屋に帰るとラジコンで少し遊び、寝る前にもう一風呂浴びよか・・と、
再び 今度は子供達も・・・展望大浴場へ。
別府湾の夜景を楽しんで、ほっこりと部屋へ舞い戻る。

冷蔵庫で冷やしておいたドラゴンフルーツが、良いあんばいに冷えている。
オヤジはシェリーを一杯。

明日も早い、冥府魔導の道を行く為に
今夜は‘この辺にしといたろ’。

10月30日(月) やまなみハイウェイで湯布院・阿蘇へ向けて


ホテルサンバリーの展望大浴場の朝風呂から、別府湾の夜明けとさんふらわあ。

魔界からの誘いのまま、6時起床でふやけ旅のスタート。
早速 展望大浴場でほっこり温まり、キレイな夜明けとさんふらわあの雄姿を拝む。

朝食バイキングに子供達はワクワクだが、
取るだけとって、中々食べ進まないのは、どこの子供も同じだろうか?
オヤジはシビレを切らし、一人お先にサンバリーアネックス4階の天然岩風呂に向かう。

残念だが、新しいのに今一気合の入らない風呂を早々と引き上げ、
本館に向かうときに子供達が到着・・・「遅いわ、お前ら・・・」。
まぁ わざわざ入るほどの風呂でもないので、
急いで部屋に戻り、出発の用意をさせる。

この日は、待望の‘やまなみハイウェイのオープンドライブ’
風と景色と湯を楽しみまくる為、時は金なり・・・である。
・・・とは言え、チンタラ朝飯のせいで、少々遅れ気味で。

気持ち良い朝の風をうけ、やまなみハイウェイを軽快に走るプーちゃん。
秋の色に染まり始めた山々の色は、やわら厳かな気持ちにさせるようで、
子供達も静かに景色を楽しんでいる・・・と、思いきや、
山あいの、朝のオープンドライブ、後部座席は さすがに冷えるようで
二人丸くなって、寒さに耐えていたのだ。

「気持ち良いー!」を連発する、イカレ オープンおやじを気遣っているみたいだ。

この日 最初に向かった極上温泉は、何と活火山の火口辺にある
‘塚原温泉 火口の泉’ だ。


木造りの浴室に朝の陽射しが差し込み、うっそうと立ち込める湯気と幻想的な雰囲気を醸し出す。

赤褐色の強酸性の湯は、今まで経験した どんな温泉にも無い!
「霊泉」の名を欲しいがままにする、本当に素晴らしい湯であった。


さっきまで後部座席で丸まっていた魔童も見事に復活。


脇にある火口見学順路を昇り、モクモクと地球の息吹を噴出す火口へ
・・・ちなみに禁止区域に入っての見学です。

何とも体の芯から温まり、そのロケーションもあって
特別な想いに浸れる、価値ある温泉でした。


秋の陽に輝く鶴見岳のふもとの草原に入り込んで!

さぁ 極上温泉であた温まりまくったので、
今度は思いっきりオープンドライブを楽しみ由布院へと向かう。

そして やって来ました、由布岳の絶景スポット!
子供達にこれを見せたかったのである。
はっきり言って、高速道路で湯布院入りするヤツは‘ほんまのアホ’です。
やまなみハイウェイ最上のスポットは、由布院の手前に在るのだ!


由布岳登山口で、気持ち良い秋の陽を浴びながら。

登山客用の杖を取り出し、何故かスキーポーズの魔導兄弟、美しい由布岳に心も洗われる。

美しい日本の秋の色が心癒す由布院に到着したのはお昼になっていた。
途中の道の駅で軽い食事を摂っていたので、
早速 金鱗湖の辺にある、共同浴場‘下ん湯’に向かった。


のどかな秋の風景と萱葺き屋根、湖に流れる水も温泉混じり&お地蔵様に一礼し道中の安全を祈願。

ここも大好きなスポット、子供達は貸切湯ではしゃぎまくり
‘湯治心得’などには目もくれず温泉プール?を満喫。


ビューティーアップ完了のプーちゃん!

前日の‘ヘびん湯’アタックの際の山道で、すっかり埃まみれになったプーちゃんを
ガソリンスタンドの洗車機で水洗い&タイヤワックス。
輝きを取り戻した205CTIで向かうは、コバルトブルーに輝く温泉‘庄屋の館’。


由布岳を望むブルーの露天風呂で。

下調べの甲斐あり、初めて体験する本格ブルーに酔いしれ
身も心も爽快感に包まれる。

やまなみハイウェイの周りに広がる、息を呑むような風景を楽しみながらたどり着いたのは、
長者原にある超絶温泉?その名も「寒の地獄」だ。
14度という気の遠くなりそうな、冷たくエメラルドブルーにゆらめく冷泉は、
のどかに癒される温泉とは対極にある‘行泉’である。


入浴時‘ゆるんだ腑抜け顔’を拒絶する、ハードクールな寒の地獄

しっかりと‘お勤め’を、果せたかどうかは定かではないが、
空腹はもう限界点を超えていたので、九重登山口にあるドライブインで昼食。
以外に美味しいメニューを、ビーちゃんと共にオープンテラスで食し、
足湯に浸かり、また魔道の道へと向かう。

その先は、日本一のうたせで名高い筋湯温泉だ。
長者原から筋湯へ向かう道も、また美しい。
前回 一人で旅したときとは違い、魔童たちと一緒で喜びも倍に膨らむ。


前回ロードスターと私一人で撮影したスポット・・・今回は子供達とプーちゃんが一緒だ。

筋湯温泉の打たせも、大好きな温泉で
彼らを是非連れて来てやりたかったお風呂の一つである。

ほぼ浴室の8割以上を占める浴槽と、壮麗に並ぶ9基の打たせ。
地元客・再訪客・観光客が入り混じる繁盛湯だが、
開口された窓から秋風が舞い込み、立ち込める湯気とジルバでも踊っているかの様に
九州の陽射しがスポットを当て、美しい。


木と風と湯と光のジルバ?

湯上りには、取って返す刀のように
裏の足湯にて秋の空気を楽しみながらの追加ホッコリ。

秋の陽は釣る瓶落とし・・・さっき遅めの昼ごはんを食べたばかりだが、
何となく夕刻の気配を感じ、阿蘇山頂へのドライブは明日に廻し
今夜の宿‘花てぼう’に向かう。

今回の旅行の中でも、特に気を入れて探したのが二泊目の宿だが、
執念の甲斐あって、見事にヒット!素敵な宿だが 

「お父さん 宿までどれ位?」・・・と、詠人。
「そうやなぁ、後15分くらいと思うデ・・・」
・・・すると、
「がんばれ・プーちゃん!」と、自然に沸き起こるエールの歓声。
プーちゃん、本当に愛されてます。


秋色に染まる花てぼうの周辺、中庭のデッキをはみ出す魔童たち。

3組限定の宿‘花てぼう’にチェックインすると、
部屋では早速始まるベッドダイブ・・・こら!ええ加減にせい!

温泉の引かれた家族風呂で温まるが、
さすがに詠人は湯の食傷気味・・・「僕、入れへん」。
まぁ仕方ない、オヤジと兄貴で入ろう・・・。

先ず 私が入り「ほら 詠人、景色きれいぞ!」と窓を開け誘い抱っこして窓際へ。
「ほんまや」と、そこまでは良いが、浴槽べりの窓際を移動しようとして、
予想どうり「ジャッポーン!」・・・「えーん・・・・」湯にはまり泣き出す始末。


結局 入らないはずの詠人も揃って「ハイ チーズ」。

部屋に戻り子供はラジコンヘリや、なんやで遊び
オヤジはマンサニージャで一服。
なぜか宇宙人とトランシーバー風のもので交信を始める詠人。


綺麗な夕焼けは創造性を刺激する、おもむろにUFOとの交信をする詠人&時々中の良い兄弟。

お待ちかねのディナータイム、ダイニングルームに向かう。
すでに先客のご夫婦がいらっしゃり、悪ガキ二人をどう手懐けるか心配になる。
ご両親が料理を担当し、やさしい息子さんがサービスを受け持つ。
供された料理は、どれも素朴かつ、しっかりと仕事を成された気配りのある料理で
この旅で一番のご馳走になったのは言うまでも無い。


「乾杯!」、手前がオヤジ用メニュー、奥は子供用。器にもこだわりがあり嬉しい。

初めはおとなしいが、めちゃ旨の‘むかごご飯’をセルフおにぎりし出すと、もう止められない。

名物の‘だご汁’も料理人の解釈では上等のパスタ風汁肴になる。水が甘い!、プチむかごおにぎりでご満悦。

子供達が食べ終わり、囲炉裏ばたでじゃれ合う頃、オヤジのメイン・ハロウィーンの夜は更け行く。

米や水にこだわり、地元の自然食材を巧みに取り入れる
ご主人の料理は、とても脱サラ5年で始められたとは信じ難い完成度。

肉の焼き方一つでも、大人と子供で違う焼き方をしている。
素材を慈しむ姿勢が素直に感じられ好感が持てた。
ちょこチョコとしたところにも、細かい技が施され、料理好きには楽しい献立でありました。

お腹は一杯、でも このまま寝てしまうのは勿体無いが
ペンションで何をする訳でも無いので、
アイスを餌に、子供達を黒川温泉に誘い、少々寒いが闇夜のオープンドライブ。


結局当たり前のように共同湯‘地蔵湯’につかり、アイスとラムネでデザート&クール!

暗闇の中、 所々でヘッドライトに照らし出される湯煙も中々風流で、
夜のオープンドライブも悪くない。

明日はいいよ、アモーレ・モルト・エイト 冥府魔導の九州ふやけ旅ファイナルディ!
極上の湯をじゃぶり尽くし、今日も この辺にしといたろ。

でも 明日の今頃は、船上の人・・・寂しくなって来たなぁ・・・。

10月31日(火) 黒川温泉・ 阿蘇山頂、そして九州との別れ。


さすがに高原地帯、早朝には地面を覆う草に輝く朝露が眩しい。

冥府魔導の九州ふやけ旅も今日がファイナルデー。
一日が始まる前から寂しい気分になるが、そんな事を吹き飛ばすような空気の美味しさ。

花てぼうの朝食は8時半からなので、
毎度早起きの我々は、朝飯前に辺りを散策した。


プーちゃんには冷たい朝露がびっしり、水分を帯びしっとり美しい野菊と詠人。

都会に暮らしていると、早朝の散歩など気が進まないが
美味しい空気と輝く朝日に誘われるように、
自然豊かな高原を歩く。


綺麗な花と凛とした空気・・・気持ちいい!、むかごGETだぜイ!

昨夜のご馳走No1だった、むかごご飯のむかごは
はなてぼう周辺に幾らでも自生する、自然薯の実である。
ご家族の甥っ子さん達が、摂りつくした・・・という話だったが、
なんとか発見・・・最初は杜人が(でも興味なし)、
そして詠人が見つけると、それは嬉しそうに啄ばむ・・・生でも旨いのだ。

美味しい空気は胸一杯だが、お腹のほうはペコペコだ。
その割りには、相変わらずチンタラ食べる詠人・・・どうも朝は駄目みたいだ。
・・・後で解った話だが、ウンチが出てなかった様で・・・。

朝ごはんはシンプルなものだが、味噌汁が旨かった
‘あご出汁’が効いていてオヤジは大好きなパターンだ。

チェックアウトすると、またもや黒川温泉に。
お気に入りの混浴共同湯‘穴湯’と、前回のホームラン‘いこい旅館’に向かう為だ。


川沿いの岩肌に彫られたようなお風呂には、まだ昇り始めた陽の光が差し込む。

やはり朝風呂は最高に気持ちいい、しかも温泉・貸切・歴史感・ロケーション・・・総て文句なし!
魔童たちは例の如く泳ぎまくり・・・ほんま、ええ加減にせんかい!

そして 川の対岸に有る‘いこい旅館’・・・とにかく彼らを連れてきてやりたかった温泉だ。
相変わらずの高飛車な応対に迎えられて、風呂に向かう。
・・・風呂さえ良ければ、それで良いのだ・・・と、言い聞かせながら。


小滝の横にある露天風呂には、マイナスイオンが溢れまくる。

しかし・・・である、これ程の風呂を目の前にして・・・
魔童たちのリアクションは、極めて冷静・・・普通すぎるのだ・・・何でや!

考えれば前回の一人旅では、ほぼ風の向くまま気の向くまま・・・
お風呂の下調べは、余りせずに来て・・・そして出会った いこい旅館!
それはもう、感動しまくり・・・だったが、
今回 これまで散々 極上温泉を嘗め回すように、しゃぶって来ただけに
奴らには‘この程度’では、驚くに足りないレベルなのか?
・・・と、少々寂しかったのである。

黒川温泉を後にすると、やまなみハイウェイ〜パノラマラインで阿蘇山頂を目指す。
最高の景色に気分爽快・・・「お父さん、最高やなぁ」を期待していたのだが、
詠人がダウン・・・8歳の子供には、少々ハードな旅であったか?
ラムネ味の酔い止めを飲ませて、山上に向かうが盛り上がらない。

最高の道、最高の自然・・・しっかりと、その目に焼き付けて欲しかったのだが
後部座席でダラリ・ぐったり・・・杜人もつられた様に・・・。
面白くない!何のために、誰の為に頑張って・・・不機嫌になるオヤジ。


詠人の顔も、オヤジの顔も笑ってない記念撮影。

鉢塚、草千里・・・見て欲しかった、外輪山の中心に居る自分たち・・・
そんな壮大なロマンを感じて欲しかったのに・・・。

せっかく話しかけに来てくれたおばちゃん達にも無愛想で、
「なにわナンバーや!始めて見たわ」・・・大阪の人間が、こんな愛想ない奴等と
誤解されたとしたら、かなり悔しいし・・・ブツブツ。


有料道路を使い山頂到着、詠人はダウンでお留守番

中国人の学生観光客らしい一行に、オープンドライブを
「ヒュー ヒュー」と囃されながら山頂に到着。


綺麗に晴れ渡った空の色が、火口湖のブルーを一層際立てる。

有毒ガス注意の看板と、風向きにより撤退勧告をする係員。

おみやげが気になって仕方ない杜人、左はセルフの宝石売り場、右は溶岩で作った下駄を売るオバちゃん。

塚原温泉の火口とは規模が違う。
自然の造形の凄まじさに息を呑む阿蘇山頂、やはりNo1の活火山だ。

「有毒ガス発生」アナウンスと係員の撤退勧告に従って、
山頂を後にする事に。

へたってる詠人のぶんも、一生懸命お土産の宝石とプチ下駄をセレクトし車に戻る。
しんどそうだが、嬉しそうな詠人・・・チョッとだけ元気に?


山上の秋は早く訪れる・・・草千里には‘色’が無かったので、右写真は色調補正しています。

この後 白川水源に向かい最高の水と、その風景を楽しみ
面白い温泉に入ろうと思ったのだが、
詠人の調子が上がらないのでは、快調なオープンドライブで
ペースアップする事もまま成らない。

と言う事は帰りのフェリーの時間に危うい・・・
翌朝には登校させる約束で来ているので、それだけは避けないと。

・・・で、止む無く白川水源は諦め、取りあえず岐路に向けてプーちゃんを走らせた。

お昼も回り、お腹も空いてるので、やまなみハイウェイ沿いの‘農民の店’なるドライブインに。
アイスクリームの看板がやたらと並び、子供のアドレナリンを刺激すること間違いなし
・・・と踏んでの訪問である。

肉うどん、ホルモン煮込み、おでん・・・やっぱりオヤジメニューになる。
・・・当たり前のようにビーちゃん付だ。
‘愛ちゃんの手作り漬物’コーナーは、
セルフサービスでお代わり自由・・・いいアテになるが、
大根好きの詠人の いいおやつにもなる。


煮物も大好き・・・渋め好みの詠人

大人には甘いたくわんも、詠人にはちょうど良い様で、
ポリポリとかじって行くうちに元気が戻ってきた。
「僕 沢庵食べたら、元気になるねん」・・・なかなか渋いやないか!

ご飯の後には、お待ちかねのアイスクリーム。
これで完全復活・詠人!


アイス片手に元気復活、後ろには自衛隊のトラックが。

元気になったところで、諦めた白川水源の代わりに
程近い‘池上水源’に向かった。

日本一の水の国 熊本には、こんな素敵なところが 色々あるのが凄い。
県民の飲料水を全て地下水でまかなう唯一つの県、
豊かな山の恵みは、悠久の時を経て今の我々に恵みを与えてくれている。
本当に羨ましい限り・・・住みたくなる処No1である。


見事に澄み切った池上水源の水、その清々しい美しさに思わず手をあわせる子供達。

身も心も洗われるような、美味しい一杯を。

さぁ 風も湯も水も・・・九州の素敵なヤッホーを存分に味わったので、
帰りの道を行くことにしよう。

阿蘇から九重、湯布院とひたすら別府へ向けて走る。
天気も怪しくなるが、気合でオープンドライブを続ける・・・でも
やはり11月の山あい・・・そら、寒いのも当たり前田の・・・やはり俺たちにはアレが必要だ。

そう 云わずと知れた温泉である。
前回の一人旅でも気に入った‘通人好み’な侘び錆び温泉‘筌の口温泉’へ向かう。

鉄分をたっぷり含んだ、赤茶褐色のお湯の香りは、
31入湯を拭きあげた‘殿堂入り’タオルにも、しっかりと残っている。


冷え切った身体を存分に温めてくれる筌の口の露天は自然に包まれて・・・

歴史と趣きのある筌の口共同湯もリニューアル、でも古い地蔵は今も変わらず。

お気に入りの温泉で、温浴チャージ完了!
後は別府に向けて、ひた走るのみ。

別府に戻った頃には、既に日は暮れて寂しい気分に輪をかける。
堀田温泉の卵を詠人に食べさせようと立ち寄ったが、
売り切れなのか、温泉蒸し卵の姿は無く退散。

フェリー出発まで2時間を切り、にわかに慌しい気分に駆られる。
2時間あると思えば気楽なのだろうが、
汽車と違いフェリーは何かと大変である。

最後の一風呂は、クイックに使える渋の湯を選択し鉄輪へ。
子供達は温泉はもういいらしく、足蒸しでホッコリ。

やはり身体が温もると、気持ちもリラックス・・・
スーパーでディナーの買出し(フェリーの中で食べる)を行う事に。

メニューは、お刺し身(かつを、太刀魚、イサキ)と鉄火巻き、
サラダ巻きなどに、夜食用ラーメン。
刺身とくればやはり日本酒、そしてジュースなどを買い込み準備完了。

詠人の帽子を忘れたホテルサンバリーに戻るが研修生は?マーク。
フェリーの乗船手続きをしないといけないのに時間が空しく過ぎる。
「もういい 見つかったら連絡頂戴」と車に向かう。

5分後に「ありました」と連絡があるが、戻るのは・・・でも、
結局戻ることになり、詠人をダッシュさせ帽子もGET。
いよいよ後は、さんふらわあに乗り込むだけだ。


朝日に迎えられた別府港、帰りは夜のライトに・・・。

はじめて上層の駐車スペースに誘導され車を停めたが、
これが災難・・・大阪到着後、出れるようになるまでかなり待たされる羽目に。

寝床の準備を完了させ、レストランに向かう。
冷たいビールと暖めなおしの不味い焼そばを購入し席につくが、
先ほど購入していた刺身などのご馳走をひろげる。


ふやけ旅 最後の晩餐のはじまり。

食事中一度 デッキに出て九州との別れを告げる。
ありがとう、素敵な風を・湯を・思い出を・・・ほんとにまたすぐ来たいです!

お腹も一杯になれば、この旅最後のお風呂が待っている。
本当のオーラス・〆の一風呂だ。


さんふらわあ あいぼりい のお風呂で、ミッション終了だ。


殿堂入り松露タオルとスパバッグ、共に大活躍でした。

しっかりホッコリ温まり、身体も頭もキレイに洗い
すっきりさっぱり。

潮風が心地いいデッキに出て記念撮影をする。


キレイに澄み切ったお月様も揃って。

最後はお約束のゲームコーナー。
ひとり500円ずつの予算を告げると「ええの?」と杜人。
「何でや」と尋ねると「えらい太っ腹やから」
いつも300円のところが500円・・・200円しか変わらないが、
子供達には凄い事のようで、旅の思い出をゴージャスに演出したようだ。


気分良くなり、ウィスキーが飲みたく・・・売店で購入したミニ リザーブ

レストランに戻り、今回の旅の目的や想いなどを子供達に語る。
熱心に聞き入りオヤジを喜ばせようとする魔童たち。
4年越しの夢を実現した達成感、無事 帰路に着く安堵感などが
温中オヤジの身体を溶かす。

「お父さん、ほんと ありがとう」・・・「でも、すぐまた来たいわ」

「そやな、出来るだけ早く また来れたら良いな・・・」

明日目覚めれば、そこはもう大阪。
最高の思い出に確かなものを感じながら、最後の夜は2等船室の雑魚寝で更けて行った。

翌朝 やはり5時前には目覚め早速一風呂。
今日は学校に行く子供達は、少しでもたっぷり寝かせてやりたいので、
直前まで起こさない事に。

出発の25分遅れを、大阪までの航路で取り戻していると思いきや、
安全第一なのか、予定どうり25分遅れで大阪到着・・・・こっちは、困るんやけど!
しかも上層スペースに車があるので、
下の車が全部出ないとスタンバイできない・・・これ最悪です!

幸いにも阪神高速が空いていたので、
何とか無事、学校に間に合う時間に戻ってこれたが、
登校中の同級生などを見ながらオープンドライブに照れながらの帰宅。

阪神高速で杜人が言ったひと言「お父さん、この寒さは僕・・・温泉無いと駄目な身体になってしもたわ・・・」

素晴らしい!立派な温泉魔童の完成だ。

別れ際のセレモニー‘バイチュー’は、普段の数倍のサービス量。
ほんとに喜んでくれて何よりだ。

極上の温泉、爽やかな秋の風、眩しく輝いたお陽さま・・・
地球上で考え得る最上のヤッホーをちりばめた、
アモーレ・モルト・エイト 冥府魔導の九州ふやけ旅

これにて 

 

最後までお付き合い頂いた貴方様は、
トレ ファンタスティコ!

とっても素敵な、ロマンティック人で御座います。

感謝。