Amore 八木 の群馬一人旅 温泉篇



温泉王国群馬の五大温泉郷制覇
地球エネルギーと人知の融合・・・天国に1番近い露天風呂


くさつよいとこ一度はおいで〜湯もみ体験出来ます


@ 水上温泉 いけだ苑 混浴露天風呂 ☆


男湯と女湯の入り口は別、でも中は一緒に・・・

この旅行の1番最初の温泉は、黒越氏のリサーチで
川沿いの混浴露天に決定。

なめらかサラサラの水上の湯は、優しいだけなら良いが
真冬の露天ではキツイほどぬるい。
待てど暮らせど、女性のご一緒は望める訳も無く早々に引き上げる。

川のせせらぎも聞こえ、風情はあるが夏向きだろう。

A 月夜野温泉 ☆☆


眩い星空も、輝く雪の夜明けも・・・いいお湯で迎えると格別。

真沢の森という‘つみくさ料理’が自慢の旅館は
日帰り入浴も受付ているが、これが中々結構なお湯で、
美人の湯というのも肯ける‘ヌルテユル’なホカホカ温泉。
設備や風情は、どうこう評価するレベルではないが、
お湯の良さと自然を満喫できる温泉旅館だ。

B 谷川温泉 湯テルメ ☆☆☆


雪景色の露天は爽快、夏にも良さそうだ。

渓谷沿いにある公共入浴施設。
ロケーションの良さも有り、☆3つ付いたが
水風呂好きの私が、この旅で初めて入浴できたというのも
高ポイントの一因で、とにかくすっきり出来る温泉だ。
優しいお湯と綺麗な空気、スキッと水風呂・・・いい感じです。

C 猿ヶ京温泉 満天星の湯 ☆


笠をかぶり一風呂・・・施設に風情が無いのが・・・

ダム湖の上にある眺めようとすれば、眺めの良い露天風呂がある。
公共の新しい入浴施設だが、温泉好きが愛して止まない風情が無い。
群馬の田舎でヨーロッパのスパ風な、スーパー銭湯的入浴は望まない。

泉質も極めてニュートラルで特徴が無く、浴感もこれといって・・・
まぁ どこにでも在るSSですわ。

D 法師温泉 ×××

温泉ファンならいわずと知れた、群馬の秘湯代表だが
昼の2時過ぎに訪れた私に、いともあっさり冷たく無表情で・・・
「日帰り入浴の時間は終わりました。」

・・・・・えっ それだけ?・・・・・悲しすぎてコメントも写真もありません。

E 四万温泉 積善館 元禄の湯 ☆☆☆☆


何と言ってもこのデザインが素晴らしい!温泉芸術の理想形を具現化した一例だ。

中のデザインも、夜になって闇に浮かぶデザインもグッド、夕・夜・朝・・・あらゆる時間に!

憬れの温泉大国群馬の中にあっても、ひときわ異彩を放ち
私に強烈な‘おいでおいで’ビームを発射するのが、この元禄の湯だ。

古き良き時代を偲びつつ、最新のデザインを施したのであろう
元禄の湯の設計者に一礼!
琥珀に輝くタイルの上になみなみと流れる柔らかいお湯。
アーチ型の洒落た窓から射し込む優しい陽は、
五感の総てを入浴に捧げる温中オヤジにとって、この上ないご馳走だ。

夕・夜・朝の、計3入浴!

旅館のサービスはさて置いて、名温泉ここに在り!だ。

F 四万温泉 山口露天風呂 ☆


はっきり言って夏向き、しかも早朝オンリー?

余計なお世話かもしれないが、ぬるい ぬる過ぎる!
真冬の入浴に耐えられる温度では有りませんぜ、まったく。
温まるどころか、どんどん寒くなっていく。
その上向かい岸の旅館の客室から丸見えで、
風情どころの話ではない。

がんばれ四万温泉な施設の一つ。

G 積善館 杜の湯 ☆☆☆


自然な杜に包まれて開放感と浴感が両方味わえる素敵温泉。

3館ある積善館の最深部というか最上部にあるお風呂だが、
浴感という点では元禄の湯よりも有るかも?
広々とした露天は杜に囲まれ開放感バッチリ・・・思わず泳ぎだす変な中年。
内湯もよく暖まり中々満足できるお風呂だ。

H 積善館 岩風呂 ☆


こじんまりした内湯・・・岩風呂って無理があるよな・・・

本館にある内湯だが、元禄の湯とは比較にならない気合の無さ。
デザインや設備的にもとるところ無し。
同じ経営者の手によるものとは思い難い粗末なお風呂だ。

I 積善館 山荘の湯 ☆


怪しげな連絡通路を通り抜けて入る可愛い家族風呂

ちっちゃなちっちゃな、まぁるいおふろ・・・
思わず笑ってしまう可愛らしさ。
2つの浴槽を一人で貸しきるのは申し訳ないような、そうでもない様な・・・。

J 川原湯温泉 聖天様露天風呂 ☆☆☆


とっても可愛い露天風呂は、地元の子供たちが掃除して守ってくれている。

冬の朝 まだお湯が一杯になりきる前に訪れたが、
やっと来ました この香り!温泉はこうでなきゃ・・・てな硫黄臭だ。
お湯の密度もあり、この旅で初めて感じることが出来た‘湯圧’に、
思わずにっこり・・・というより、完全にニヤケてます私。

山肌の小高い丘の上にある、小さな素敵温泉は
もうすぐダムの下に沈んでしまう・・・。
シンプルな浴槽と脱衣場だけの、ちっぽけだが愛され続けてきたお風呂が・・・

日本の未来は、本当にこれで良いのだろうか?
歴史と文化に育まれてきた、この国の誇りは
ダムのそこに沈んでしまうのだろうか・・・。

K 川原湯温泉 王湯 ☆☆☆☆☆


気のせいか写真からも‘トロリ感’が感じるような・・・

歴史のある共同浴場だが、外装や露天風呂などが新装され
これからも現役として多くの入浴客に愛されるであろう王湯も
やはりダム湖に沈むそうな・・・

心の底から「このお湯だけは守らないと」・・・そう思える‘キング オブ 温泉’だ。

脱衣場から小さな階段で浴室に降りると、
4人も入れば一杯になるようなこじんまりした浴槽がある。
でも その浴槽の中にあるお湯だけで、
倍の8人ほどは温められるのではないかと思えるほど、
威風堂々たるこのお湯は、正に王の名を冠するにふさしい。

タップリの硫黄臭に、底力のある温圧。
入浴している最中に感じる‘湯冷めしそうに無い’充実の浴感。
吉野葛を溶かし込んだかのように、かすかにトロミさえ感じるお湯は
おそらく悠久の時を経て‘熟成’し密度と丸みの両方を手にしている様だ。

逞しき老練の名王という表現が相応しい温泉「王湯」
移転されるという話を伺ったが、
出来ればこの名温泉の存続が望まれる。


民芸小屋のような外観の王湯、地元の常連客と。

とってつけた様な露天、源泉の温度は何と80度!

L 草津温泉 煮川の湯 ☆☆☆


年季の入った注湯船口からガツン湯が・・・

「草津よいとこ一度はおいで・・・」

日本一の温泉地「草津」に、とうとう来ました Amore 八木。

そしていきなり洗礼を受けたのが、この煮川の湯だ。
総木造りの小さな共同浴場には、湯と陽射しが煌めく。


ユーモラスな建物の上部は総て湯気抜き・・・そらそうでしょ、この熱さやもん。

強酸性で名高い草津の湯・・・期待度全開で入浴したが、
待ち受けていたのはpHの問題だけではなく、
とにかく熱い・・・半端じゃない熱さで、
強酸性の特性に輪をかけて襲ってくるインパクト!

貸切だったので、水で薄めたが
草津の人は薄めずにこのまま入ってるのだろうか?
だとすれば恐るべし草津人・・・である。

でも風呂上りがスカッとする、これが草津の湯の本領か?

M 草津 西の川原 大露天風呂 ☆☆☆


雪景色に映えるエメラルド!とにかくデカイ、しかも草津の湯である。

大きい事は良い事だ・・・とは、温泉に限り間違いだと思う。
でも ここは別でしょ・・・大きさと泉質・・・ロケーション、
総て文句のつけようも無く、楽しい体験が出来る。

テニスコート3面は軽く入るかな?ってなスケールのお風呂には、
コバルト〜エメラルド系に映る、掛け流しの温泉だ。
これはもう楽しい以外の何物でもないが、
やはり、私の訪れた雪の頃が良いのでは・・・?

熱くて強酸・・・水風呂ないし・・・寒風の頃でないと
ゆっくり楽しめないと思います。

N 草津 白旗の湯 ☆☆☆☆


木とお湯と光・・・私の愛して止まない光景が、ここには溢れている

草津のシンボル‘湯畑’の横に在り、熱の湯と共に
観光スポット的な扱いもあり、期待せずに入ったが、
良い意味で見事に裏切られた。

二艘の湯船は、若干の温度差はあるが
やはり熱い草津の湯が溢れている。
その溢れたお湯が、良い感じに鄙びた木の床の上をつたい、
陽の光を受けて輝いている・・・何と美しい光景だ。

光の入り方を計算されつくしたデザインは、
共同浴場という‘生活の場’の枠を超え
温泉アートの心意気を感じる素晴らしい設計で
大満足・・・翌日も訪れ、2回入りました。


左のタワー型の湯気抜きがあるのが男湯。

O 草津 地蔵湯 ☆☆☆


すっかり綺麗に立て替えられて真新しい木の風合いが楽しめる。

お湯の‘熟練度’で言えば草津温泉最右翼で、
同じ強酸性でもこの地蔵湯だけは滑らかさを先ず感じる。
この地蔵湯にしか入れない・・・という方もいらっしゃる。

ここの床も良い感じに光ってる・・・しかも古く黒く・・・。
このお宝的風合いは残したままの改装というのが中々憎い!
温泉施設は古ければ古いほうが良い・・・総てにおいてそうは言わないが、
やはり時の流れを経て、人々に愛され続けて初めて放つ光がある。

そんな良い所を良くわかった上の新装工事に拍手を送りたい。


ふるさと新しさの融合、草津の中では比較的ゆったりめの浴槽&お地蔵様

P 草津 千代の湯 ☆☆


写真で見ると立派なお風呂っぽいが・・・

老舗高級旅館が立ち並ぶ草津のメインな立地だが、
ここは共同浴場、24時間いつでもタダよ!

新しく綺麗になったて建物は、そこそこの大きさに見えるが
入ってみれば実は小さい・・・可愛いお風呂だ。

小さな浴槽にたたえられたお湯は、
草津にしては以外に、少し鉄分臭を感じるお湯だ。

ここも貸切で、可愛らしいお風呂のひと時を楽しむ。


それぞれのお風呂にそれぞれの光、千代に八千代に可愛いお風呂。

Q 草津 凪の湯 ☆


温泉まんじゅう屋の裏手にあり解り辛い、そして熱い とにかく熱い

もう びっくり・・・とにかく熱い。
こんな強酸性の温泉が、こんなに熱くていいのだろうか?

写真に在るように水をかけまくって初めて少しの間だけ入れるかどうか。
熱いのは結構平気な私でこれなので、
一般ピープルには到底無理だろう、死にますよ!

温泉まんじゅう屋のしつこい呼び込みが無ければ、
見過ごしてしまうような、まんじゅう屋の裏手にある小さなお風呂だ。

19、 草津 瑠璃の湯 ☆


その名の通り、瑠璃色の可愛いお風呂

総じて草津の湯は瑠璃色だが、この可愛い共同浴場に‘瑠璃’の名が冠される。

全体として木造り3分の1、コンクリートの浴槽が3分の2の比率だが
コンクリートの浴槽にはほとんど瑠璃色の塗装が施されている。

湯畑から少し坂を上がったところにあり、
歴史感あるお風呂は、女湯からほのぼのとした雑談が聞こえ
生活の中に溶け込んでいる様子が伺われる。

草津にしては比較的柔らかなお湯で、のんびりと楽しむ事が出来る。

20、 草津 関の湯 ☆☆


氷柱が旅情を語る、草津No1のプチ風呂だ。

浴室の写真が無くて申し訳ないが、小ささでは1番のお風呂。

地元の先客が入浴されており、写真を取りにくい雰囲気だったので仕方ないが
帰り際に「もう上がられるんですか?」と声を掛けていただき、
「はい・・・すみません、味見程度で・・・」。

木造りの小さな小さな浴槽は大人2人で一杯になる家族風呂サイズ。
でも湯畑近くにあり、お湯は中々良いお湯で印象に残った。

勇気を振り絞って、先客さんと記念撮影すればよかったと・・・残念。

21、 民宿 美津木 のお風呂 ☆


民宿とはいえ、お風呂はしっかり草津の温泉が・・・オブジェも雰囲気あり。

お湯にも‘熟成’の偉大さがあるんだと逆に思い知らされる、
若いお湯のお風呂で、
入浴中はピリピリ・・・浴槽から上がるとカユカユ・・・とにかく痒いのだ。

地元の人曰く、やはり湯畑周辺のお湯が良いらしく
少し離れたエリアでは、ここの様に若さが災いしてピリカユな温泉もいくつかある。

とはいえ、それも一興・・・草津の夜を締めくくるには
これくらいのインパクトが有った方が良い。

そう ここは草津・・・強酸性のお湯なんだから。

22、 草津 喜美の湯 ☆☆

朝1番 これぞホントの朝飯前に、民宿近くの喜美の湯へ。


湯気抜きから射し込む朝の陽が優しく照らす綺麗なお風呂

瑠璃色の浴槽、縁は木製で良い感じ。
シャッキリとした草津のお湯が、スカッと目を覚ましてくれるが
ちくちくするような刺激性はあまり感じられず、
気持ちよく入浴できる。

温度も42〜43度くらいの適温で、
朝1番でも心臓にも優しく、入浴客が多いのも肯ける。

地元の方々に愛される、共同浴場の素敵な空気がここには在るのだ。


あぁ・・気持ちイイ!

24、草津 千歳の湯 ☆

朝飯前第2弾が、この千歳の湯だ。


シンプルな浴槽はコンクリートそのまま、木の壁に反射する朝の陽がキレイだ。

入浴客が多かった喜美の湯からすぐ近くなのだが、
こちらは貸しきり状態で入浴できた。

かなり素っ気ないコンクリートの浴槽と洗い場だが、
それはそれで可愛らしく、シンプルに感じられて良いかも。

お湯は標準的アウトサイド湯畑な、若くシャッキリしたお湯だ。


素っ気ない建物でも、湯気抜きにはそれぞれの個性とこだわりか?

24、草津 睦の湯 ☆☆


綺麗に手入れされて入浴客を待つ脱衣場と浴室

朝9時頃に訪れたが、掃除中で一旦他を回り再訪した睦の湯。
綺麗にリニューアルされたであろう外観とは違い、
浴槽には歴史観が漂うのは愛されてるが故?

浴槽に対して洗い場が広いのも利用客が多いからか。
瑠璃系に映るペイントと木の風合いが、良い感じでなじみ
トロミを感じる良いお湯に浸かりながら、朝の光を楽しんだ。


草津共同浴場のスタンダードを感じる趣きあるお風呂、瑠璃色に光るお湯の神秘が素敵だ


25、草津 恵の湯 ☆


掃除したての恵みの湯・・・暖簾は上げられたまんまだ。

簡素な建物にシンプルな浴槽、草津のアウトサイドに位置する恵みの湯は
ひっそりと冬の景色の中に息づいていた。

しかし そのお湯は刺激的!
若くてピリピリ・・・昨夜の民宿のお湯のような‘ピリカユ’刺激が体を襲う。
軟弱な温泉アタッカーなどは、瞬殺撃退!魔界カイカイビームが神秘の温泉を守護している。

お湯の神秘フェチの方にはお勧めするが、私は勘弁・・・あぁ カユ〜!

26、草津 こぶしの湯  ☆☆☆


朝10時前、まだ湯が半分もないこぶしの湯・・・

掃除が終わったばかりで、お湯は半分も貯まっていなかったが、
なかなか気に入りました。

大きな窓際に配置された浴槽に陽の光がタップリと舞い降り、
窓を開けると冬の空気がそよぎ、半露天のたたずまい。
こじんまりとクローズな空間が多い共同浴場だが、
新しいだけあってか、よく考えられている。

湯はしゃきっと辛口、
時間のある時に、ゆっくり再訪したいと思うお風呂だ。


湯畑からもっとも遠い292号線沿いにある、綺麗な建物・・・氷柱が陽に映える。

27、 草津 巽の湯  ☆


おばぁちゃんが曲がった腰で一生懸命掃除中。

バス停前のお風呂って良いですなぁ・・・。
でも お婆さんが掃除中で入れませんでした。

28、 草津 白嶺の湯  ☆


ここも掃除中・・・

掃除中の看板が無かったので入って行ったら、
おっさんにメンチ切られて嫌な感じ・・と思ってたら、
おっさんが「まだ掃除中だ」・・・と、「お湯も貯まってないし」・・・ほんま、10センチや!

って事で残念ながら、ここもアウト!入れませんでした。

29, 草津  翁の湯  ☆☆


外観からは翁って感じはないが、お湯は熟成感ある良いお湯です。

湯畑から西の川原へ続く土産物屋街の裏手に、
草津で働く人たちに愛される翁の湯がある。

建物からは翁っぽさは伺えないが、
少しトロみを感じるお湯は、草津有数の良い感じさ。
お湯に浸かれば、ずっと愛されてきた温泉の
しっとりした空気を感じ、心がふわっとほどけるお風呂だ。

でも強酸性のお湯は、湯上りさっぱり・・・気持ちいいですな。

31、 草津  白旗の湯 アゲイン ☆☆☆

昨夜に続いて訪れた・・・やっぱり良いもんね、このお風呂。

上がろうとした時に中京テレビの取材が来て、
「入ってるところ撮る?」と気を利かせてあげると、
「是非 お願いします」・・・と。

失敗です・・・強酸性で熱いこのお湯で、長湯してまで撮影に応じたのは。
もう フラフラのヒリヒリです。


撮影完了後のスタッフと白旗の湯

32、 長寿の湯  ☆☆


おなじみケロリンの湯桶、草津バージョン・・・あぁ 欲しい!

ここも新しく立て直してピカピカんの共同浴場。

浴室内もホントにぴかぴかで、すがすがしい。
お湯の特性に見事なマッチを見せる色のコントラストは、
新しい草津温泉のスタイルを代表するような
瑠璃色の景色に、木のダークブラウンが引き締める。

ここは観光エリアから完全に離れた、
リアル地元温泉浴場・・・これからも草津の町の人たちに愛されるだろう。


草津スタンダードの新しいスタイル・・・瑠璃色ペイント&木の浴槽べり

33、 草津  町営(長栄)の湯 ☆


団地の中の公民館的な施設の一角にあります。

ちょっとヤバイエリアなのでしょうか、
ここを訪問しようとする私に、団地の皆さん冷たい視線を浴びせます。

いくら地元の文化とはいえ、キツイデス。
狭い浴室内にはタトゥーを纏ったお兄さんが幅を利かせていたので
入浴断念・・・でも悔しくないもん!
レポートするほどのお風呂ではなかったし・・・。

34、 万座温泉ホテル 長寿の湯  ☆☆☆☆☆


もう たまりません、ここのお風呂

草津から2時間近く、雪の山道をはるばる走り
ようやくたどり着いた超絶温泉ホテルの、九つあるお風呂のまずひとつ。


あまりにも完璧なる温泉愛・・・木の床はスリット仕様。露天からは雪の万座。

ブルーグリーンの濁り湯で、他の入浴客に戴いたビールを一杯!極楽至極である。

広々としたメイン浴室には、これでもかと敷き詰められた木の床。
そこになんとスリット様に施された木の滑り止め&水切り?溝。
安全性と清潔、さらに視覚的な美意識が計算されつくした美しさを放つ。

施設はそこいらのスーパー銭湯同様に充実しているがモノが違う。
温泉を愛する人のために、温泉を愛する方が設計した
これぞ本物の温泉!・・・超絶です。
私たちが温泉施設に求めているものを総て兼ね備えた夢のお風呂。

露天風呂から中に入ろうとした際、ドアのノブが取れて
裸で雪の中 閉め出されるかというようなトラブルなんて関係おません。

人知の粋ですな、わたしゃ嬉しいよ!

35、 万座温泉ホテル 鉄の湯 ☆☆☆☆


最深部の離れに男女それぞれ成分の違うお風呂が2つ、この日は男が鉄だ。

湯元 日遊館という古い温泉施設がホテルから離れたところにある。

雪でおぼつかない足元に注意しながらトボトボと歩き、
歴史感漂う湯殿の暖簾をくぐると、鄙びた老舗温泉のたたずまい。
この日は鉄湯が男風呂で、隣のラジウムが女湯だ。

野趣あふれる山頂のたもとに、自然の荒々しいエネルギーを
楽しみに変えてしまう人間の素晴らしさを味わえる不思議なお風呂。

このお湯は万座では一味違う風合いで、
シャキッと火山性の引き締まり感&鉄分の香りが硫黄臭と溶け合う。
ほんとに自然を感じる「温泉らしい温泉」だ。

このお風呂の床も木製で、傾斜がつけられ湯の流れが良い。
一つ一つの心配りが嬉しい、鄙び温泉・・・よろしゅおま。


先客さんと記念撮影・・・でも雪の中の温泉、湯気がすごくて曇ってしまいます。

36、 万座温泉ホテル 極楽の露天風呂 ☆☆☆☆☆

息を呑む・・・・・って、このお風呂のために在るのでは!
って、オーバーじゃないよ・ほんと。


斜面に設けられたトンネル的階段を渡りきると・・・


その奥には毛氈の引かれた天国への秘密通路


そして、この世の極楽・キングオブ露天!

もう 言葉になりません、泣いてしまいます・超絶です。

ブルーグリーンを帯びた白濁のお湯が、
冬の景色に映えまくる・・・天気がよければ、もっと凄いでしょうに。

滑らかで心地よい濁り湯を湛えられた浴槽は、
底面に滑らない石板&トップはヒノキが装備され
欲しいものを総て先に用意されている・・・完璧・大好き・愛してる〜!

ついつい長湯をしそうだが、熱ければ上がって冬の綺麗な冷気で冷やし
のどが渇けば氷柱をしゃぶる。

ミナミのサンや無いけど、「社長 もう たまりまへんなぁ〜」でっせ、まったく。


日本で天国に1番近い場所は、きっと此処だろう。鉄湯の先客さんとも再び。

この超絶温泉を含め9種の温泉を味わいつくして1050円は、
コストパフォーマンスという点でも、日本で天国に1番近い場所だろう。

おすすめです、是非!

37、 尻焼温泉 ☆☆

 
川原にある自然派温泉は、野趣タップリ

万座から草津経由で2時間半、冬の滑りやすい道のりを
一人寂しくドライブし、ようやくたどり行いた自然派温泉は
川底から温泉が湧き出すことで有名な場所だ。

残念ながらメインの川のエリアは先客のアベックが居り、
遠慮せざるを得ず体感できなかったが、
小さな掘建て小屋のお風呂からも川原の風景が臨め気持ちいい。


柔らかなお湯はほのかな硫黄臭、雪の景観の中ホッコリといい気持ち

掘建て温泉で温まっていたら、近くの旅館主人に目の前の川原の奥を
「あの岩の向こうも温泉沸いてるよ」と薦められ、
すっぽんぽんで岩だらけの危ない川原を恐るおそる渡ったが
どこがやねん!全然やん・・・騙された・・・がっくりとしながら戻り掘建て風呂へ。

有名な温泉でわざわざ期待感をもって訪れたが、
それほどの物ではなかったです、正直。

38、 沢渡温泉 共同浴場 ☆☆☆


小さな二艘の浴槽は積善館 元禄の湯っぽい浴槽の造り

草津の治し湯として、ちょっと有名な沢渡温泉。
強酸性のハードなお湯で、オーバーヒート気味の肌を落ち着かせる
優しいお湯が売り物の温泉地で、
治療専門の立派な温泉病院などもある。

聞くところによると、ちゅうぶ患者の治療に効果があるそうだ。
湯の花が踊る優しいお湯は、ゆったりと神経を落ち着かせるのに良さそうだ。


地元から寄進された目録が木の看板に記される・・・大切にされている共同浴場のお手本だ!

風情のある建物の表側に、昔はかなりモテたであろう
品のある素敵なご婦人が受付をされており、感じいい。

わた埃のような独特の愛らしい湯の花が印象的で
‘大切感’がほとばしる地元愛の素敵な共同浴場だ。

39、 沢渡温泉 みきや旅館 石風呂 ☆☆


可愛らしいお風呂の中にも、わた埃系の湯の花

ここで泊まった宿の風呂だが、当然温泉が満たされる。
共同浴場から50メートルほどの距離だが、
湯の花の色合いは少し濃くなり、こちらは褐色系。
これもまた温泉の不思議を感じ、趣き深いものだ。

柔らかでさらっとしたお湯は、気持ちをほぐし
良い眠りに就けそうだ。

風呂桶にお湯を汲んで、部屋に持ち込み
手製加湿装置の湿源として活用した・・・ナイス アイデアでしょ。

40、沢渡温泉 みきや旅館 ひのき風呂 ☆☆


朝1番の始動は、やっぱり温泉に限る


朝1番 勝手に男湯と女湯の札を架け替え、
女湯のはずのひのき湯は今朝は男湯にチェンジ!
せっかくやから違う種類に入りたいもんね。

お湯は同じでも雰囲気が変われな気分も変わる。
個人的にも浴槽縁は木のほうが絶対素敵だと思うし。

41、 伊香保温泉 露天風呂  ☆☆☆


朝1番乗りの人間だけが味わえる整然とした温泉美

沢渡から1時間半、ロマンテティック街道を走り
石畳で有名な坂の温泉地伊香保に到着。

細い坂道を一気に駆け上り目指した露天風呂は、
熱いめ、ぬるいめの2槽構成で、小春日和の陽射しが降り注ぐ
熱いめのほうが特に気持ち良い。

鉄分をタップリ含む濁り湯は、硫黄の香りと共に温泉らしい温泉だ。


あつめ・ぬるめのお知らせ看板、あつめ奥の竹の扉の向こうがどうにも気になる

庭園風の設えで視覚的にも、色々と楽しめ貸しきり状態のつかの間
タップリと楽しんだが、幸せの時間はそう長くは続かないのが世の定め。

あれよあれよと観光客が押し寄せ、風情激減・・・さらばじゃ。

帰り道には飲泉所で水分補給、温泉と水の2本仕立てに涙・・・ええやん!


42、 伊香保温泉 石段の湯 ☆☆


おなじみのライオン注湯口・・・髭が立派に?成長中

伊香保の石段の1番下にある今風の温泉施設、
お湯は露天風呂と同じく鉄分系だ。

新しい施設で気持ち良いのだが、
歴史感や大切感を望むのは無理で、とくにどうこうありません。

43、 スカイテルメ 渋川 ☆☆☆


なんじゃこりゃ!まずは驚愕の外観・・・宇宙船仕様の温泉施設

とにかく驚くべき外観・・・誰がこんなもん考えたんやろ??
面白いけど、温泉にとって何か付加価値が有るんやろか・・・
でも、知ったからには行かずには居れない不思議な存在感。


はるか遠くに山並みを望むはずの宇宙船し立ても・・・


無粋なスリットガラスの塀で目隠しされ、巨費を投じた設計も・・・


主浴槽と露天は大きなRが付いたガラスで仕切られるが、開放感は・・・確かに空は見えるが

ほんと、もったいないねぇ・・・つまらん塀?柵?の為に絶景台無し。
でも、お湯は良いですよ・・・めっちゃ温まります。

大阪の温泉(大阪層郡)とよく似た、少し緑がかった温泉は滑らかで
じっくりと中から温まる、エネルギー感あるお湯だ。

渋川インターからもすぐなので、県外からの客人も多いようだ。

珍しいもん好きの方は、いかがでしょう・・・

44、 藤岡市 くりすの里 ☆☆


10角形のドーム型の浴室は湯気抜きも10角形、最後の温泉まで共に旅したスパバッグ

予定外の入浴となった、藤岡市の保養施設?養老施設?くりすの里。

今夜お世話になる‘トビィ’との待ち合わせ時間の暇つぶしに
・・・とは言うものの、スカイテルメ渋川から数時間
体は温泉を求めてうずうずしているので利用した温泉施設。

結構お金も掛かったデザイナーズ的な温泉だが、
地元のなのか、おっちゃんたちで込み合い洗い場の確保に苦労した。

お湯は温泉なのか?綺麗だがこれと言った浴感は無い。

特筆すべきは、大広間で休憩しトビィを待っていたら
突然始まるカラオケ大会!
いったい何なんや、ここは・・・とても不思議なディープスポットくりすの里で
この旅の温泉フィナーレを迎えた事は、
複雑な気持ちにさせられる。

そう思ってるところに‘トビィ’がお迎えに登場!
約6年振りの再開だ・・・
さぁ 飲むぞー!

湯気と雪景色に包まれた、トホホ&ハッピー凸凹旅行
Amore 八木 の群馬温泉王国 一人旅、

温泉篇 これにて 完!

最後までお付き合いいただいた、ファンタスティコな貴方・・・愛してるゼ!