Amore 八木の酒落徒然


2008年 8月の日記

 

箕面の滝道に名店発見・・・梅原酒店


歴史物・菊正宗の木の看板は見事!

名店との突然の出会いは、いつも嬉しいものである。

「箕面地ビールフェスタ」などという、
全くもってくだらんイベントにお誘いいただいた8月の土曜日。

駅前ビルの地下にある特設会場は「フェスタ」の名を汚すショボイ会場、
しかも昼過ぎの開催に空腹客が大勢いるのは当たり前なのに
用意されたおつまみは質・量ともに想像を絶する悲しさで
とても楽しめる気分にならないのでそそくさと退場。

そのしょんぼりムードを救ったのが、
毛髪は薄いが名酒場への臭覚は異常なまでに発達したM田J氏である。

待ち合わせの時間前にぶらりと散策しながら、
これはと臭う立ち飲みの店をすでに発見していたのだから恐れ入る。

欲求不満のオヤジ3名と食べ盛りの子供たち2名で、
箕面の滝へとつながる道の傍らにある酒屋の立ち飲み店「梅原酒店」を訪れた。

昼の2時過ぎだが店内はすでに賑わいを見せはじめる。

幸いにも中央の大カウンター席?へと導かれ、
それぞれ思い思いの酒やアテを注文。


もちろん杜人は中学1年・・・飲んではいけない筈です


ここでは常連客も一見も、お店のお姉さんたちも、頭頂淋しき酒飲みも・・・皆笑顔に


オールドボトルも発見・・・「こんなん、売ってええん?」と控えめなご主人

酒屋なのでお酒はもちろんバラエティー豊かで安い、
しかもアテは豊富な手作りメニューが150円〜250円・・・しかもイケル。

お店の方々の人柄が良いからか、常連客の皆さんも優しく素敵な方ばかり。
愚息2人もすっかり打ち解けて、酔客と戯れる。

杯を重ねるうちにさっきまでのしょんぼりムードはどこへやら?

しかも古いホワイトや、ヘルメスのヴァイオレット化粧瓶も発見。
モルトの効いた昔のホワイトは骨太の美味さがたまらない、
立ち飲みの王道中の王道酒だ!

「こんな古いもん、売ってええんやろか?」と不思議がるご主人の優しい笑顔。

もう この店 酒飲みには、堪りませんなぁ〜 ほんま。


レア物「ヘルメス・ヴァイオレット」、眩しい陽のさす夏の昼酒・・・たまりまへん!