Amore 八木の酒落徒然


2010年 12月の日記 V

 

慌ただしい大晦日〜淋しい年明け


堂島精肉店前での餅つき


2010年最後の1日は慌ただしい1日となった。

朝11時からは北新地の堂島精肉店の餅つきに参加、
Amore 八木は特に何をする訳ではないが
岡常材木店の餅つきに参加しノウハウを持ち帰ったこの店の餅つきはやはり気になるから。


新地永楽通りに上がる餅つきの湯気

ここ2年連続で餅の出来が悪い‘ホーム’での餅つきに比べ、
初餅つきとなるこの堂島精肉店の餅の出来栄えは至って上々。
心配は杞憂に終わり、逆に嫉妬を覚えてしまった・・・何で?

大晦日の恒例行事といえば年越しそば、
この2年ほど参加出来ていなかったが古いお客さんの
M田氏とN屋敷氏と3人で久しぶりに堂山中通りの‘やぐも蕎麦’に集合。

超塩辛い糠漬けと目刺しをアテに、熱燗やビールで乾杯。
「ここの蕎麦を食べんと、年越せませんわ」とM田氏の発声から
蕎麦を注文、いつもは全員割り子蕎麦だったが
今年は皆バラバラ・・・Amore 八木はざる蕎麦大盛りの海苔抜きを注文。
極太のずっしりとした存在感抜群の蕎麦は、
洗練とは対極にある田舎そば・・・これがやはり大晦日の味なのだ。


年々ハレーション化が進む集合写真

この年越し蕎麦飲みの定番は、2次会に梅田地下街の赤垣屋へ向かうのだが
今年はMojito 7 BAR近くの立ち飲み酒屋‘北浦酒店’へ案内した。

「酒屋の立ち飲みやのに、オコゼの薄造りがあるんよ・・・
まぁ 今日はさすがに大晦日やから無いやろうけど」と行ってみれば
おかずケースに何やら薄造りが・・・
「これ何の造り?」と尋ねると「オコゼですよ」と北野高校出の店主。

マジですか〜 嬉しい誤算に感激し2次会の乾杯!


本マグロの赤身・オコゼの薄造り・数の子・黒豆・・・贅沢な年越しですなぁ〜

益々輝きを増すM田氏と、輝きだして止まりそうに無いN屋敷氏と乾杯

さすがに大晦日・・・おでんも売り切れ寸前〜これが煮詰まって辛いのよ

お二人はやぐも蕎麦でお土産の蕎麦を注文、
つまり家族の元へと帰るわけだが、Amore 八木は悲しい独り暮らし。
当然ながら目覚めて正月〜楽しいおせち・・・という図は遠い昔の話。
だからこそ嬉しい北浦酒店の数の子や黒豆、
一足早く温かなお正月気分を味あわせていただいた。


2軒ハシゴしてまだ明るい〜これ幸せの証

そしていよいよMojito 7 BARへご案内、
Amore 八木の居る店に、なんと!未だ1度も訪れていないご両人。
しかもM田氏に至っては、モヒートデビューなのである。

「八木さんも一緒に」と薦めていただき、
Mojito1を3杯作って乾杯!

「美味いなぁ〜」とモヒートデビューを飾ったM田氏。


美味しいモヒートは人をハッピーにさせるのだ!

モヒート2〜3種・ラムブランソーダ・アネホ&カフェと、
Mojito 7 BARの黄金コースを堪能していただき宴はお開きに。

餅つき〜やぐも蕎麦〜北浦酒店〜Mojito 7 BARと、
慌ただしく楽しんだ2010年の大晦日。
しかし楽しかったのはここまでで、
せっかく開店しているにも関わらず誰もお客さんが来ない。

独りカウンターに腰かけ、うとうとしながら池上彰の学べるニューススペシャルを見る。
ちょっとエアコンの風が涼しくて風邪をひきそうな感じを辛抱しつつ、
休日営業の閉店時間である11時半を迎える。

そして独り寂しく閉店作業・・・

店を出て歩いているうちに新年を向かえ、誰も「おめでとう」を言う相手が居ない。

家に帰りふて寝で迎えた2011年、この1年良い年になるのだろうか?


2010年 12月の日記 U

 

薪釜ピッツアのスクニッツォ


豚まん大に膨らんだピザ生地・奥が薪釜


12月唯一の完全休日、詠人に今晩何食べたい?と聞けば
「チーズの料理」と即答。

そうや 昔 おじいちゃんとおばあちゃんがやっていた、
愛して止まない中華料理屋‘桃園’後に突如あらわれたピッツエリアに行こう。


まずは前菜盛り合わせ〜マルゲリータを

ピカンテの青かびパンチが効いた4フロマッジオ

薪釜の高温で一気に焼き上げるピッツアは香ばしさと生地の風味の鮮度が共存

薪釜の威力はお魚にも絶大・・・薫りとしっとりと・・・美味さを逃さず焼き上がります

あの桃園がこうなるか・・・ってくらいに、完全モデルチェンジを果たした店内は
明るくモダンなインテリア、でもポイントはやはり薪釜の赤!

温かで美味しい料理が出てきそうな感じがするもんね。

前菜〜マルゲリータ〜フロマッジオ〜鯛の薪釜焼〜パンみたいな何か(名前忘れた)と、
薪釜パワーを満喫するメニューをガンガン平らげ
それに合わせて白ワインもガンガン・・・きっちり1本平らげました。


近所のこだわり珈琲店‘BOGA’にて本格珈琲デビュー

お腹一杯&ちょっと酔っ払い気味・・・
となれば濃厚な美味しい珈琲が欲しくなるもの。
Mojito 7 BAR の近所にあるBOGAを訪れ、
詠人はついに本格珈琲デビューを飾る。

Mojito 7 BAR でお出ししているコーヒーも、このBOGAの豆で
特にコロンビアダークブレンドが痛くお気に入り。
ラムとの相性も、お客さんの評価も上々なのである。

ちょっと大人な雰囲気を楽しんだので、
家に帰ったらDVDで007ゴールドフィンガーを鑑賞し
男道を磨く。

決して店は忙しくは無いのだが、何かと気ぜわしい年の瀬。
今夜がきっと ほっこり納め になるのだろう。


2010年 12月の日記T

 

モヒートで芦屋詣で&温泉銭湯&ハイチ支援


当日の写真が無いのでとりあえず・・・


12月4日(土)、阪神芦屋駅近くの「Port・au・Prance」にて
開催されたサルサパーティーに出向きいっぱいモヒートを作ってまいりました。

Amore 八木は全ての報酬をハイチ大地震に起因する災害支援のため、
主催者にお願いし寄付させて頂くこととしました。

当日提供させていただいたモヒートは、
Mojito 7 BAR の「MOJITO1」にキューバンシュガーをトッピングし
ライムスライスとストローを添えたパーティー仕様。

今年5回目となる出張モヒートなので、段取りはバッチリ・・・のはずだったが
100杯分用意していったけど用意されたグラスが大きく
提供できたモヒートは80杯弱ほどだろうか?


当日用意したメニュー、ベースはマシュー氏の作品

打ち合わせを含め2回訪問した芦屋、
Amore 八木 の行く処、お湯と美味いもんが無いと話しにならないのでは?
という事で、やはり・・・お風呂のコーナー!

まずは1回目、打ち合わせ前にちょっと足を伸ばして灘温泉・水道筋店。
アモーレ・モルト・エイトのお風呂レポートで5ケロリン獲得の、
六甲道店への訪問から4年。
ようやく実現したアタックだったが、時間があまりなかったのと
大人気の温泉銭湯なので、午前10時と言うのに客で溢れかえり写真が撮れない・・・

味わいのある御影石の石畳を敷いた床や、
温泉地の共同浴場風情ある浴槽・・・でも、どんなアングルにもおっさん・また、おっさん。


数少ない写真・・・でも一番気持ち良かったのが右の源泉かぶりの掛け湯

早朝から深夜まで営業されている、羨ましいかぎりの素敵銭湯。
こんなのが近所に在ればと、朝風呂ラバーのAmore 八木は切に願うのだった。

そして美味いもんは・・・

北新地のワインバー‘Pur’の姉妹店で、今年オープンした‘Pur Pur’。
こちらのシェフがMojito 7 BARに来てくれた事もあり、
せっかくのチャンスなのでランチタイムにお邪魔した。


アミューズのりんごバター・あめ色玉葱のスープ・前菜盛り合わせ

豚バラとトマトソースのパスタ・赤ぶどう液・紅茶のブリュレ&Cafe

オール女性スタッフの明るい店内は、ランチタイムにはお客さんも女性ばかり。
おっさん一人のAmore 八木は、一人寂しく?カウンター席でランチのコースを楽しんだ。

しかし おっさん一人に対して淋しい思いをさせない、Pur Pur 女性スタッフの皆さん。
オーナーの宮浦さんismがしっかりと受け継がれ、
明るくやさしい笑顔で接客してくれて最後まで楽しく食事をさせていただいた。

ほとんどが女性客なのに、前菜の盛り合わせはボリュームタップリ。
パスタを大盛りでって注文したので心配になったが、
しっかり完食・・・普段はあまり食べないデザートまでいただいた。

そして3日後・・・

サルサパーティー当日は、あしや温泉からスタート!

以前はプレハブチックで浴槽も一つの質素な温泉銭湯だったようだが、
今年4月にリニューアルオープンし近代温泉銭湯に生まれ変わっていた。


有名な建築家の設計&デザインなのだろう・・・キレイな建物、表には足湯が

建物にはお金を掛けたのだろう雰囲気だが、設備や調度品はいたって質素で面白くない。
お風呂好きのハートを掴むにはいささか淋しいが、
歴史ある温泉銭湯たるにはそれなりのこだわりが欲しかった。

しかし・・・浴室への扉を開けた途端、不満げなAmore 八木の表情は一変。
香ばしいお茶の香に似た温泉香がどど〜んと押し寄せ、
湯気に包まれた浴室内には、ここを愛して止まないおっちゃんたちが大勢でまったり。

二つある浴槽の片方は源泉を加熱してあるようで44度オーバー、
もう一つには「源泉+水」と記され40度ちょい。


もちろんAmore 八木は、44.2度の源泉をチョイス。

大阪層群から湧き出る温泉と同じタイプの、薄緑をかすかに帯びたうす茶色の温泉だが
なにわの湯や矢田、鴫野などの良く似た温泉よりもフレッシュ感と元気を感じる。
ニュルッとしてさらりとする感じも好ましく、
浸かって水浴びて・・・ひたすら至福のローテーションを味わった。

他のお風呂紹介サイトでは、あまり良さげなコメントが無かったのだが
Amore 八木は完全にお気に入りに追加!

「温泉地の共同浴場」風情がちょっぴり味わえる、
地元の皆さんに愛されている感がたまらんのです・・・!

確かに設備や営業時間の長さの有難さは灘温泉だが、
色々と注意書きがぺてぺたとあちらこちらに貼られており興ざめ感が強い。
そう 温泉銭湯にはシンプルさと愛・・・これが大事なのでございます。

サルサパーティーの段取りを整えた後、
芦屋に戻った吉村さんとスペインバルで落ちあい軽く食事。
しかしまぁ・・・ここは芦屋、立ち飲みバルなのに高いわ〜
ほとんど骨だけの子羊リブのフライ2本で840円・・・大阪ではアリエヘン!
天満価格なら300円ってとこでしょう。

その上禁煙なのでイライラがつのるので、お隣のTHE BARへ。
こちらもええお値段だけども、重厚感ある良いお店です。
しかもAmore 八木がJAZZに嵌るきっかけになった、
アートテイタム&ベンウェブスターのオリジナル盤が飾ってあり感激!

さっそくかけてもらいテンション↑↑で、サルサパーティー会場へ。

その後は始めに書いたとおり・・・モヒート作りまくりました。