Amore 八木の酒落徒然


2010年3月の日記 U


春は明日香へイチゴ狩りU


高校入学直前の杜人と、もうすぐ6年生の詠人

昨年は岸和田観光農園にイチゴ狩りへ出かけたが、
正直 今一だった。

やはりたわわに実った明日香ルビーの甘酸っぱさが良いし、
棚栽培の明日香は足の悪いオヤジにもやさいい。
子供たちもすんなり明日香行きにOKサイン、
春うららの古都へ車を走らせた。

明日香イチゴ狩りパークの今回は9番「奥田農園」、
ファンを装備した快適ビニールハウスの中で
たらふく真っ赤に熟したイチゴを堪能した。


長閑な農村の駐車場からハウスを臨む

30分食べ放題で大人1400円、子供700円の料金。
普通に買って食べたほうが安いん違うん?
と思われる方も居られるかも知れないが心配ご無用。

爽やかな酸味が美味しい明日香ルビーは、
結構 飽きる事無く30分・・・食べられるのでござる。


晴天にも拘らずファンのお蔭で爽やかなビニールハウス内、イチゴが温くないのが何より

今年は食べた数の勝負に加え、大きくて美味しそうなイチゴをゲットした人が勝ち

はち切れそうな瑞々しさ・・・中まで赤い赤肉品種の明日香ルビーは爽やかな酸味が魅力

30分という時間は、大雑把なようだがイチゴ狩りにはちょうど良い時間で
途中 適度に休んだり遊びを入れたり・・・
終了時間の頃にはきっちりお腹一杯満足になれるのだ。

「食べたイチゴの数の勝負に加え、大きくて美味しそうなイチゴを
ゲットした人が勝ち」ルールを設定してからは
食べる&探すで結構忙しく動き回りハウス内 各自思い思いの行動。

結局モルトはキープサイズのイチゴを食べてしまい測定無し、
詠人とオヤジの勝負になったが微妙にエイトの勝ち。


左がエイトのイチゴ、右がオヤジのイチゴ、上は杜人の「実代わり」の花

一昨年55個食べて優勝したものの、
橿原神宮のばちが当たって腹痛を起こしたエイトは今年44個。
兄貴のモルトは今年も最下位の37個。
そしてオヤジはなんと53個で優勝、
朝めし抜いたのと小粒ルビー中心に食べたせいか数を稼いだ。


穏やかな春の陽があったかい明日香でのひととき

お腹一杯になったら温泉に入りたいオヤジの意見は、
見事子供たち二人に閣下され
最近可愛げの無さや軟弱さが出てきたと心の中で嘆くのが関の山。

温泉に入ったら昼ごはん美味しく食べられるのになぁ・・・

代りに草原でフリスビーを投げて遊ぶことに、
オヤジはゆっくりしか歩けないが子供達はダッシュ・・・
しかしいきなりお兄ちゃんの投げたフリスビーを取ろうとしたエイトが、
溝に突っ込み大泣きしはじめる。

肝心の兄貴は大うけして笑ってるという情けないヤツ・・・、
さすがにエイトもオヤジもプッツン
ええ加減にせぇよ杜人!


慰めに向かうも笑ってる杜人に、突っ込み姿勢のまま切れる詠人

でも切り替えの早いのが子供の良いとこで、
親父も一緒に投げはじめるといつものように笑顔で遊びだす。

本当は兄弟揃って遊べるのは嬉しい事なんだ・・・
近頃 杜人も揃ってっていうのが中々無いだけにつくずく思うのである。


いにしえの都?明日香の遺跡あとらしき草原で、コントロール良く投げる詠人とノーコン杜人

半時ほど遊んだら気持ちのよい明日香をドライブ、
桜はもうちょいだが菜の花はきれいに咲き誇る。
ほんとに美しい村で、心が落ち着く素敵なひと時が味わえる。


田園&菜の花の風景・・・日本人なら皆、こころ温まりウキウキする景観だ

先週からの黄砂にまみれて車は汚いが、これぞオープンドライブ日和。
極上の春ドライブを、明日香の郷で楽しんだ。

杜人曰く「やっぱりイチゴは水や・・・、おしっこしたらお腹減ってきた」
・・・らしく昼飯どころを探すことに。
しかし景色は良いが飯は無い・・・やはり田舎はこんな時には困る。


畝傍近くで発見・・・なんと!五重の塔を売ってる店!

結局 近鉄八木駅前まで探したが、それらしい店も無く
大和高田バイパスに近づいた時 怪しげな回転すし屋を発見。
大喜びの杜人のリクエストに応えて入ったが、
お昼時にも拘わらずお客一組だけの閑古鳥。

しかも職人一人だけでやってる・・・やばいなぁ・・・

案の定ネタは最低・・・「ここはあかんわ、大阪に戻ってから行こう」と、
腹の虫を鳴らしながら南阪奈道へ。

春の古都 穏やかな陽射しに映える菜の花の色

そして鮮烈な明日香ルビーの赤

大阪から1時間ちょいで行ける、とっても素敵なところですよ。

 

2010年3月の日記


ディスクゴルフ高知オープン&さぬきうどん with エイト


高知工科大学すぐ近くの龍河温泉前で

昨年同様に3月の連休には讃岐〜高知へと旅をした。

前回は親父一人でさぬきうどんや高知のBARをはしごしまくったが、
今年は可愛い相棒のエイトが一緒だ。

黄砂の舞う曇り空の瀬戸大橋をわたり朝の9時前には坂出に到着、
「ネギは自分で採って来て刻む」伝説の「なかむら」からスタートしようと決めていた。

・・・が、なかむら近くの駐車場エリアでガードマンが
訪れる車たちに何やら申し訳なさ気に話している
「すみません なかむらは今日 臨時休業です」
・・・そんな殺生な!

※後日高松人に聞いたところ、近所に迷惑が掛かるので
日曜日など混雑が予想される日はわざと休んでいるそうな・・・


美味しい穴場の店「てっちゃん飯山店」は空いている

いきなり出鼻をくじかれたが仕方ない、
次に訪問を予定していた「てっちゃん飯山店」へ移動。
待ちに待ったさぬきうどんめぐりのスタートだ。


左はエイトのカレーうどん、右はオヤジの冷かけうどん

肉味噌うどんなどアイデアのあるメニューが豊富で、
肝心のうどんもきちんと美味い。
起きてからここまでご飯を辛抱していた食いしん坊親子には嬉しい限り、
特に朝の冷やかけうどんの爽やかさ・・・ハマリそうなパターンだ。

続いては さぬきうどんのサイトで近頃話題になってる、
ニュースター的な存在のお店「よしや」だ。


よしやのひやひや&たまごコロッケ、店を出るときにはずらっと行列が・・・

いろいろとこだわりのありそうな店なのだが、とにかくシステム&段取りが悪い。
トレイやお茶などを自分でとって並ぶスタイル、
スムーズに流れていれば問題ないのだが混雑した時には致命的。

状況を見て最初からお茶などを取るのを止めたが、
そうでないとうどんが出されてお勘定するまで延々と20分ほど
トレイにお茶やおでんなどを乗っけたまんまダラダラと待つ破目になる。

ようやく順番が来て「ひやひや」と釜玉を注文したが、
釜玉は後から・・・らしく待つことに。
そのひやひやは 洗いや冷やしが甘いので「むるぬる」状態で残念、
釜玉のほうもまだまだ掛かりそうなので「ひやあつ」にチェンジ。
しかしこちらも同じ理由で「ぬるぬる」状態でさらに残念。

店に入る時はなかった行列は、出るときには50人ほどに。
あの段取りではこの人たちが食べられるのには小一時間かかりそうだ。

次は残念な思いをしたくないので、オヤジが去年訪れて気に入った
長田in香の香へむけて出発。
しかしナビに入力したデータは間違えて師匠の「長田」さんだった。

方角的におかしいと思いながらも土地勘がある訳でもなく、
いかがわしいナビの案内どおりに運転したいたら長田さん前の交差点に。
ふと見ると元祖しょうゆうどんとのたまう「小懸家」が目に入る、
まぁ折角なんでこっちも行っとこうと訪問。

大きな建物がいくつもある観光客御用達感バリバリの店の前に、
数十人の行列が出来るとドバ〜っと中へ案内される。
ほとんど全員が看板メニューの「しょうゆうどん」を注文するので、
ほとんど自動的に皮を剥いた大きな大根の半割りとおろし金が登場。


見よ この迫力!

注文したうどんが登場するまで、自分で大根を卸しながら待つスタイルだ。
しかしながら面白いのは面白いけど、邪魔臭いし難しいのも確かだ。


子供の手にこの大きさの大根はとても手ごわい・・・悪戦苦闘の割りに大根おろしは少し

そうこうするうちにうどん登場、大根を半分に割ってやると効率UP!

大根おろしで苦戦する詠人・・・しかし大根おろしがたっぷりできる前にうどん登場。
その間5分も経っていない。


大根おろしとネギ・しょうが・しょうゆをかけた「元祖?しょうゆうどん」、観光スポット「大根劇場」

よしやの段取りの悪さには参ったが、小懸家の段取りかましすぎも最悪!
すぐ出てくるのは良いが、少なくとも茹で上げから20分以上経っている麺を
まさかこの本場さぬきで出されるとは・・・
こっちは残念を通り越して怒りを覚えてしまう。

ドバっと入れて、ドバっと稼ぐ・・・恐るべし小懸家。
怒れ!観光客たちよ!!

2軒連続でやられてしまったのでテンション下がってきたが、
目の前には香の香の師匠・長田さんがある。
こっちはかなりの確立で大丈夫そうなので、心躍らせながら訪問。
しかし思いのほかお腹が膨れてきたので、
軟弱にも親子で「釜揚げ大」ひとつを注文することに。

10分ほど大混雑の店内で相席しながら待って出てきた釜揚げ、
これやこれ・・・これですわ!


こちらは生姜をすって待つ、「お父さん重たい!」釜揚げのつゆ入れ徳利

迫力ある骨太のうどんにいりこの汁・・・これよね、最近釜揚げ好きの詠人

大勢の客で込み合ってはいるものの、
がめつい小懸家の雰囲気と違いほのぼのとした雰囲気がある。
そして何といってもこの徳利、これで猪口につゆを注ぐのが風情というものだ。

麺のほうはガツンと骨太、香の香の優しさとは表情は違うがさぬきらしい迫力だ。
汁のほうは正直言って、弟子の香の香のほうに軍配が上がる。
香ばしいイリコの風味とコクが少し弱いか・・・

香の香のつゆで長田の麺・・・一度この組み合わせを試したい気持ちになった。

もうここで親子ともどもお腹一杯、
4軒しか食べてないけど今日はこの辺にしといたろ・・・と高知へ向けてGO。

ディスクゴルフ高知オープンの会場は高知工科大学、
桜もほころび始めた緑豊かな敷地に
美しいデザインが象徴的に映える素敵なキャンパスだ。


1番ホールから本部席を臨んだところ

2時を少し廻ったところなので、現在プロのラウンド中。
あと1時間ほどは練習できそうに無いので、
すぐ近くにある龍河温泉でホッコリすることにした。


どんと大きなタヌキがお出迎え、右は浴室外のタヌキ(詠人撮影)

少し白く濁ったとろみのある温泉はお肌ぬるつる、予想を上回る泉質に満足の親子

正直あまり期待せずに訪れた龍河温泉だが、
三重の榊原温泉をおもわせるちゅるちゅるのアルカリ泉で
やや白濁のとろみあるお湯は中々のもの。

小さいが水風呂やサウナもあるので、すっきりさっぱり上がれる満足温泉だ。


さくらもほころぶ南国土佐、大阪とは明らかに色合いが違う

さっぱりしたら明日に備えて練習ラウンド開始、
トリッキーでドラマチックなコースレイアウトは大好きなコース。
自分の腕で攻略出来るかどうかは別として、
純粋に‘楽しい’コースである。

詠人と二人で3分の2ほどのホールをラウンドしたが、まぁボチボチか?
プロと同じ設定は怪我をかかえる自分には正直厳しいが、
それでもダボは出さなかったし ほとんどパーで廻れたし・・・。

今日のお宿はリッチモンドホテル高知、
四年連続顧客満足No1に輝く評判のホテル。
しかもシングル予約だったのに、ラッキーにもダブルのコーナールームを
用意してくれていたので詠人も大喜びだ。


ベッドダイブをこの上なく愛す愚息エイト

ウェルカムパーティーの開始時間も過ぎているので、
急いで会場の中町バーへと向かう。
鰹のたたきやらなんやら・・・土佐のごちそうが待っている。


グレのおから蒸し?はちょっと・・・野菜やコンニャクのお寿司・鰹のタタキで色とりどり、仕上げはタコライス

土佐のご馳走とパッティング選手権で盛り上がる
中町バーを後にしたら、高知の夜へ。
去年は全部で8軒も廻ったが、今年はやりすぎないように・・・詠人も一緒やし。

クラップス〜千年郷へとNBA高知支部のお友達(前・現支部長の店)をハシゴし、
早くホテルに戻りたい詠人のためにリッチモンドへ・・・。

あっ そう タバコ買ってから戻ろう・・・
とタバコの販売機を探してウロウロ・・・すると、
ボデギータ発見・・・国澤氏が営むキューバ風情を楽しめるバーだ。

こんなに近くに在ったんや〜
詠人 もう一軒だけ付き合って〜な〜

もう しゃ〜ないな〜、一軒だけやで!

そしてボデギータでシガーを楽しみ、今夜のハシゴを終えホテルへ。


待望のベッドダイブを心行くまで・・・

夕方 時間に追われて楽しめなかったベッドダイブを堪能した詠人と、
ダブルベッドで高知ナイトを締めくくった。

3月22日(月・祝) 高知オープン当日

近頃の飲みすぎのせいか、菌が入ったのか
夜中にお腹が痛くなり目覚め
そこから約40分、トイレで上から下からの大騒ぎで悶絶。

朝食をほとんど食べないオヤジの姿に詠人は、
「お父さん どうしたん?美味しくないん?」
って、お前・・・お父さんが苦しんでた時、トイレに来たやん。
「えっ 覚えてないで」・・・マジで?

会場入り前に日本3大がっかりで有名な‘はりまや橋’前で記念撮影。
やはり詠人の目にも素敵スポットには映らなかったようで、
何でこんなところで写真撮るん?な反応。
だから3大ガッカリなんよね!


いつの間にか無理やり大きな欄干をこしらえたはりまや橋・・・そうでもしないと

急いで高地工科大学まで車を走らせたが、
時間を勘違いしていて30分早く到着。
折角なので練習しようと名物廊下コースの18番ホールへ。

昨夜の悶絶のせいでかお蔭か、力が入らない分
見事なストレートスローが決まりバーディー。
ええ感じやん・・・でも、練習で出してしまったら本番では・・・

予想通り本番のスタート17番ではいきなりパットを外して池ポチャ、
そして悪夢の10番ホール投げ下ろしへ。

昨日と打って変わり風がおさまったコース、
怪我のせいでドライバーを投げていない自分だが
投げ下ろしやしひょっとしたら届くかも?
と色気を出したのが大間違い。
力んでミスショットした際 右足首をぐねてあ痛たた〜、


痛恨の10番ホール・・・ここから悪夢が始まった

そこからは廻れば回るほど痛みが増し腫れも酷くなる一方、
折角の楽しいコースも珍しく早く終わってほしい気持ちが顔を出す。

昼からは半そで半パン&アイスクリームを食べて気分一新・・・
したつもりが、痛みはさらに増すばかり。

結局 最終ホールを痛み堪えてようやくバーディー、
春の陽射しの中 キレイで楽しい高知のコースを堪能する余裕なく終えた。


校舎からの投げ下ろし池越え7番ホール&1番と最終ホール9番

7番の池は多くのディスクを呑み込んだ、3番ティーは人混みとの戦い

結局アマチュアアドバンス部門の7位(=ブービー)と、
去年から3つもポジションを落とした親父とは対照的に
ジュニアU12部門2位の商品をゲットしてご満悦の詠人。


中町さんから表彰を受ける詠人、商品ももらって嬉しい!変える頃には桜もだいぶ咲きました

ここからオヤジには更なる試練が・・・

アクセルペダルを踏み込むと痛いので、
ドライバーズシートをかなり前に動かし窮屈なジムカーナポジション。

薬局でフェルビナク入りのエアーサロンパスを購入しアイシング、
うどんビック(不味かった)で食事して高速乗る前にガスチャージ。
さぁ 急いで帰らないと・・・

高知道〜高松道をド〜リャ〜と飛ばして6時前には岡山入り・・・しかし、
岡山に入った途端渋滞に巻き込まれトロトロ。

広い広い岡山と、長い長い兵庫県を、ほとんどずっと渋滞の中過ごす。
車中でお腹が空いてきたので、ビーフジャーキーでしのぐが
喉が渇いて乾いて・・・どんどん水が無くなる。

三木手前のサービスエリアで行列の無いカレー屋を選んで
カツカレーを注文・・・これが不味い!
並んでないという事はそういう事なんやね〜

最後の渋滞を回避すべく三木JCから須磨へ南下し一般道へ、
しばらく下道を走り柳原で再び高速へ・・・それでもゆっくりトロトロ。
車中はずっと詠人と尻取りゲームで暇を紛らわせるが長い・・・

結局 3時半に高知を出発したのに、詠人を送り届けたのは11時半。
もちろん仕事に向かう気力は残っているはずもなく、
大好きなさぬきうどんも、高知のコースもあまり堪能できず
トホホな気分と痛む右足を引きずりながら帰宅したのは12時前。

ボルタレンゲル塗って、シップ貼りまくって
がっしりアイシングしまくって眠りに就く悲しき47歳の親父がそこにイタのだ。