2ケロリン以上の、なかなかなお風呂

潮湯 高知市


ちょっとだけトロピカルな高知銭湯


暖簾は無く赤いカットシートの2文字のみ、シークレット感漂うお風呂

2009年のディスクゴルフ高知オープンに出向いた際に訪れた。

高知市内の銭湯を調べてみたが、ここが一番趣がありそうだったので・・・。


ツヤピカの脱衣場、番台は広めのハイマウント仕様で、おっちゃんくつろぐ。

暖簾はなく玄関を入って男は左折、女は右折して中へ入る。
まぁこのあたりの材はチープだが、長年頑張ってきた深みや艶がええ感じ。
板張りの脱衣場でさっさと服を脱いで浴室へゴー!

さすが高知、南国土佐はトロピカルな風情がある。


可愛いタイル貼りの主浴槽中央配置、奥は無理やりトロピカル&ゴミ箱

一瞬おぉ〜っとときめいたが置くのプチ岩風呂&椰子の木コンボは、
本来在ったであろう副浴槽を埋め立てて作った感じ。
しかもこのサイズのゴミ箱が、この規模の銭湯の浴室に必要なのか?

主浴槽のタイルもお湯もキレイで気持ちいいし、
仕切り壁の鯉タイルも可愛い。


無理やり南国の磯と椰子な風情、おそらくは元水風呂か?こちらも埋め立て

男女の仕切り壁には南国らしく?鯉のタイルアート

今は日本中の銭湯がお客の減少などに苦しみ、
でも必要とする地元客のためだけに何とか営業を続けているのが実情という所が多い。
この潮湯さんもきっとそうなのだろう。

でもなぁ・・・脱衣場から浴室に車では感動ワクワクやったのに、
この埋め立てラッシュには正直ガッカリした・・・事情はわかるけど。


玄関両サイドには手入れされた松の木、でも2階は超生活臭

高知市潮新町1−8−19

昼3時半〜夜9時半まで  日曜休み 088-831-2283
豊年湯 守口市


嗅覚のみでたどり着いた古式大阪銭湯


凸型玄関奥に三角屋根・・・期待感たっぷりの外観

2010年当時 何故か迷い込んだ○界隈、
Amore 八木の銭湯アンテナに何やら現れそうな予感がビシバシと感じる。

セリカでうろうろ探していると出ました古き良き大阪銭湯の、
典型的外観が胸躍らせる銭湯・豊年湯発見。


玄関は至って普通に良く見る古め・安めの造り

この日は冬至なので何とか雰囲気のある銭湯を見つけて、
是非とも柚子風呂に入りたい・・・願いは叶った。

下足場も脱衣場も至って普通で、どちらかと言えばチープ。
でも こういう銭湯ほど浴室内には素敵なお宝が・・・・
ほほ〜 やっぱりそう来ましたか〜の、総タイル貼りだ。


浴槽の石とタイルが美しいコントラストを出してグー!

この日は年に一度のお楽しみ「柚子風呂」が楽しめる冬至だ。

主浴槽はまだしも・・・副浴槽の湯は一週間以上入れ替わりも循環無しなとろみ湯

残念ながら美しいタイルの浴室内に我々親子一組で、
最後のほうまでずっと貸切状態の午後四時半前後。

客も少なくなったからだろうが、湯の鮮度がすこぶる低い。
悲しいかな全国的に蔓延する、末期銭湯の姿で
一部の利用客のために何とか細々と営業されているようだ。

まぁ 主浴槽には柚子が浮かんでたので、
爽やかな香気を楽しめた冬至の豊年湯でござんした。

大阪府守口市大庭町1−26

昼3時〜夜12時まで  4・14・24日休み 077-537-1198
豊南温泉  豊中


若き日のAmore 八木を支えた?銭湯


温泉マークのネオンがこだわり仕様

19歳から30歳までを過ごした豊南町、
庄内は銭湯激戦区で近所にもう一軒・豊温泉というお風呂があったが
Amore 八木はこっちのお風呂が気に入ってよく通っていた。

とは言うもののバーテンダーを始めてから、
出勤時間&勤務時間とのせめぎ合いもあり簡単にしょっちゅう行ける訳ではない。

3時出勤には間に合わず、3時終わりでは閉まっている。
銭湯の営業時間とは、かくもバーテンダーに残酷なものなのだ。

仕方なく当時は大阪駅前第4ビルの地下にあったしょぼ銭湯が、
自分に入ることを許される唯一の風呂屋だったから情けない。

ここ豊南温泉が気に入っていたのは露天風呂の存在で、
決して広くも無いのだがとにかく裸で感じる外気の流れは捨てがたく
「とにかく先ずは露天」派の僕ちゃんは迷わずこっちに来ていたものだ。


なんと売り物は露天風呂から湯快チェアーへと・・・

ジェットのブクブクと電気マッサージ椅子が合体・・・でも1台のみで争奪戦必至

その頃から2回の改装が施され浴室内はすっかり最新銭湯モードへ変貌。
その中でも目玉は「湯快チェアー」なるマッサージ椅子が、
ブクブクジェットに浮かんでる?のだ。

樹脂製の箱の中はもちろん密閉されてはいるのだろうが、
お湯のなかに電気製品を漬け込むとは恐るべき発想&大胆さ。

正直 機嫌よくいつまでも動くのかはだいぶ心配で、
しかも1台しかないので こんな悪がきや意地悪爺さんに占領され
結局使えない・・・なんてシーンは容易に想像できる。


いったいいつになったら湯快な想いになれるのか〜早よう、どいて〜なぁ・・・

とは言えキレイで清潔感ある浴室内には好感が持てるし、
普通に銭湯としては水準以上のクオリティーあり。

庄内は今でも文化住宅やアパートなどお風呂が無い家が多く
生活密着の街の銭湯としてこれからも続いて欲しいが、
番台に座る兄弟もずいぶん歳をとったものだ。
(BGMはお決まりのど演歌!)

そりゃぁそうや・・・俺も当時から25年以上歳を重ねてるもんね。

豊中市豊南町西4−3−2


昼2時半〜夜1時まで  木曜休み
櫻湯  京都市中京区


繁華街の生活密着型近代銭湯


爽やかな高原のタイル絵のもと、紋々背負ってベタ座り・・・

新京極通りのわき道にサウナと並び営業されている櫻湯。

地域で働く方々にとっては無くてはならない、
生活の一部となっている大切な銭湯だろう。

久しぶりの祇園遊びの前にちょっと一風呂を決め込みお邪魔したが、
この立地なら色んなシーンに使えて便利だ。


ごちゃごちゃした繁華街から一気に高原へトリップ、渦巻きジェットの円形風呂

様々なアイテムで楽しませてくれそう・・・でも、ちょっと中途半端な装備

近代バラエティー銭湯だがデザインにいやみが無く清潔感が有る、
でも一つ一つの装備に今一熟成感が無く物足りない印象。

それよりここは京都・・・つまり銭湯での文化が違うのです・・・ほんと。

大阪によくある浴槽周りの座り段がなく、湯船が床から立ち上がるスタイル。
しかも床面にベタ座りをされる方が今でも多くいらっしゃり、
大阪銭湯になじむオヤジには「すごい」な光景が広がる。

紋々背負ったおっさんは床面直座りに抵抗感があるのか、
「マイ マット」持参でベタ座り。

見たところ椅子に座る人と、ベタ座りする人は3対2くらいの割合か。

場所柄 朝から深夜まで営業されており便利な上、
番台のおばちゃんも愛想良し。
生活密着型の繁華街銭湯・・・大阪市北区の銭湯にも是非
櫻湯さんを見習って頑張って欲しいものです。

仕事前の銭湯・・・アモーレ八木の基本ですから!


近代銭湯でも京都らしく2枚暖簾!・・・その夜のアモーレ〜写さんといておくれやす〜

京都市中京区新京極三条下る桜ノ町406の4


朝10時〜夜11時まで  金曜休み
宝湯  加古川


住宅街に佇むシックないにしえ銭湯・・・内部は?


バシッと決まった美しき電飾看板

加古川の静かな住宅街に迷い込んだアモーレ親子。

しかしオヤジはタダならぬ気配を察知していた、
そう 「なんか良い銭湯がありそうなムード」な住宅街だった。

そろそろ夕闇迫るこの街にいきなり現れたカッチョイイ看板、
「宝湯」と達筆文字で誇らしげに浮かび上がっていた。

「あぁ ここがあの・・・」一部のマニアには知られた、
加古川の渋銭湯がこの宝湯だった。


住宅街の街角〜三角の千鳥破風の下に暖簾が揺れて・・・看板も、上の住居部分もええ感じ

木造りの玄関を抜け脱衣場に入ると期待に違わぬイニシエ空間、
中央の脱衣籠群に生活密着の文化的主張が表れる。


黒味を帯びて艶めく下足箱〜番台上の神棚もええ感じに時空を越えてます。

もうここまでは完全に宝湯にやられっぱなしの状態だが、
いざ浴室内に入るとなんか違和感が・・・。
銭湯主さんのもてなし感の表現なのだろうが、
暖色満点の今迄から一転 グリーンの光が浴室を席巻している。

「なんじゃ、こりゃ?」・・・が正直な感想。


妖しくグリーンに光を放つ奥の岩風呂〜入ってみたらこんな写真になりました

このアートに合わせたライティングなのだろうが・・・額縁型モザイク絵は素敵

2箇所あるタイル絵は色あせて、もはや水墨画の領域さえ凌駕する妖しさ

床や浴槽に張り巡らされるタイルの素晴らしさや、
いろいろと目を楽しませてくれる(はず)のアートは良いのだが
せっかくほっこりゆったり温まろうかという空間に
ド緑のライティングは無いかと・・・思うのです・・・正直・・・生理的に。

ある意味「恐いもの見たさ」を求められる渋銭ファンには堪えられないかも。

妖しげな浴室に別れを告げれば、
再びゆったりと時間が流れる素敵な脱衣場でくつろぐ。


脱衣籠が中央に並ぶなごやかな脱衣場・・・このゆる〜い空気感が良い

外観・脱衣場・浴室内・・・いろんな意味で見所の多い宝湯、
エバーグリーンにこれからも加古川で輝いていただきたい。


兵庫県加古川市加古川町本町55-1



夕方4時〜夜10時半時まで  8の日休み
ラジウム温泉 通天閣下

露天風呂を装備して再オープン


偶然リニューアルの無料開放の日に当たった!


新世界の名物通天閣の袂にある名物銭湯だが、
数年前に訪れた時は、あまりの湯の汚さにゲンナリし
レトロムードにひたる気分にもなれず早々に退散した。

しかし今日は風呂友・呑友のきんちゃんと、
恒例の新世界「モーニングカツ」なる高文化な
朝風呂&朝呑みツアーのために9時にラジウム温泉前で待ち合わせた。

本来なら「パーク温泉」に連れて行きたかったが、
生憎去年は休みの火曜日
今日はなんと直前に廃業の知らせを耳にしたのでラジウムへと相成ったわけだ。


R・オープン初日は、ご覧のような芋洗い状態

ちょっと昔のテーマパークにある、
大型娯楽銭湯といった趣のラジウム温泉もこの日とうとう
露天風呂という近代兵器?を備えリニューアル。

しかしそのため待ち合わせの9時には入れず、
去年と同じ和光温泉に行ってからモーニングカツを済ませ
12時直前に舞い戻り入湯という事に。


お隣が居なくなったので買い取り増設した露天風呂・・・から後ろを見上げれば通天閣

浴室の芋洗い状態に比べ比較的空いていて快適な露天には、
5月の陽射しが気持ちよく降り注ぎ都心に居る事を忘れそうになるが
突然現れたご主人の言葉に導かれ後ろを見上げれば通天閣!
やはりここは新世界のど真ん中だ。

念願のリニューアルオープンに大勢の人が押し寄せ、
満足顔で露天に現れたご主人と息子さんの笑顔が何とも微笑ましい。


得意気に説明をするご主人&すぐ前の民家に「丸見えやん」とつっこむきんちゃん

人気のお風呂なだけに入浴客も多く、
相対的にマナーの良くない方も多いのでむずかしいところだが
都心で気軽に露天風呂・・・天気の良い日には使えるのでは。

驚いたのは1年後に訪れた時に「ホモ行為禁止」の張り紙が
あちらこちらにあった事
・・・有るんや〜と、このエリアなら不思議ではないところが恐い。

内湯には結局入らなかったが、
リニューアルでカラン周りもキレイになり身体を洗って出ようという
気持ちになっただけでも大進歩。

串カツの後に、ラジウム温泉・・・新しい定番コースになったのである。
(ついでに ここを出たら、向かいの‘ろく鮮’という使える寿司屋も)

大阪市浪速区恵比寿東1−4−13(ホームページへ)


朝6時から 夜12時まで・第2第4木曜日休み
大一温泉 門真

門真試験場の時間つぶしに2回行った大銭湯


まず表構えがどデカイ!大きい事が1番だ?


163号線を挟んで門真試験場の反対(北側)にある大きな銭湯。

免許の手続きなどで待ち時間が長い時、
朝から開いてるので便利に利用できる。
とは言っても歩いて行くのは無理だろうが・・・。

細い路地をくねくねと入っていった所に突如現れる壮観な建物、
周りは狭い道ばかりなのに何故?

脱衣場に入るとまた「どっひゃ〜」と、
そのスケールと天井のゴージャスレトロ造りにビックリさせられる。


ツヤピカ大型格子飾り天井どっか〜ん!

浴室内はあれやこれやの設備がてんこ盛りで、
しかも厳密には4階建て?というか4層構造のスタイル。

先ず1階は柱を中心とした八角浴槽と周囲に洗い場etc・・・
1段降りた所にガラス越しの庭園風呂&洗い場。

2階部分は朝はやってないが広くても殺風景な露天風呂、
最上部にサウナを中心とした設備・・・ただし有料。


広い露天風呂から見上げると、煙突からもくもくと・・・

ここから1段降りるとラドンスチーム&庭園(ガラス越し)風呂・・・鯉も泳いでる

左は3階部分から撮った主浴槽、みぎはそこから撮った2,3階部分

これらの設備が完全機能&メンテナンス状態良好なら、
もちろん4ケロリンオーバーなのだが
大きすぎて広すぎて手が廻らないようだ。

お客も少ない時には無駄な電気が消されたりしていて、
もの悲しい雰囲気が出てしまったりしている。

でも普通の銭湯料金で、これだけの設備を満喫できるのは
お得だろうし一見の価値ある大銭湯だというのも間違いない。


広い脱衣場には囲炉裏風?なくつろぎ島、鍵・・・1万円也!

Amore 八木も免許の手続きで時間をつぶす時、
きっとまた訪れるだろう。
ほんとは、門真に行く事がなければ1番なのだが・・・。

大阪府門真市石原町39−27


朝6時から 夜12時まで・第3月曜日休み
千福温泉 南堀江

お洒落タウンの古風な銭湯


前栽の花が咲き誇る頃はにわかに華やかに


いつの間にやら「お洒落」な街として定着した南堀江、
しかしこの辺りはスーパー玉出があるくらいで
公園や昔からのお家も残っているエリアだ。

心斎橋から西側は銭湯がほとんど無くなってしまっているので、
そういう意味では貴重なありがたい銭湯である。


奥のぶくぶくの向こうの窓の外は・・・なんと岩の壁!夏はこんな感じ&無料のサウナ

いちばん驚くのは奥のジェット風呂の向こうに見える石垣?
というより岩の壁・・・
露天岩風呂を意識させたいのか解らないが、
窓の外1メートル有る無しの所からこうなっている。

都会の真ん中で見る大自然な違和感、いまだに意味不明だ。

主浴槽は真ん中に鎮座する大阪スタイル・・・これ好きです。
タダで入れるサウナの前には水風呂もあり、
大阪銭湯の大事なオプションは一通り揃ってるのでOK。


岩風呂?部分をクローズアップ&後付け仕様のサウナ

少しレトロで、チョイ不思議。
欲しいものはちゃんと揃ってるのだが、簡素で素朴。
ほんとに少なくなった市内の銭湯・・・
ここ千福温泉さんにも頑張って欲しいです。

ちなみに何故か脱衣場の壁には、
JAZZのLPジャケットが貼られている・・・でも流れているところには
いまだかつて遭遇した事がないのである。

大阪市西区南堀江2−11−23


昼3時半から 夜12時まで・水曜日休み
淀川温泉 淀川区

きれいにレイアウトされた浴槽がよろしい


2006年の冬至は淀川温泉で柚子湯


いくつかありそうな名前のお風呂、
でもここは東三国・・・淀川からも遠い・・・東淀川駅との間なのだが
なぜか淀川温泉なのだ・・・神崎川のほうが余ほど近いが。

キレイなフロント式の近代的銭湯で、
派手な色使いのタイルも少なく清潔感のある好印象だ。
もちろんお湯もきれいでたっぷりと流れている。

偶然この日は冬至で、
浴槽には洗濯ネット?に入れられた柚子がぷかぷかと浮かんでいた。


柚子の香りにうっとり・・・モルト、やんちゃ盛りは持ち上げて・・・エイト

大阪の公衆浴場組合加盟の銭湯なら、
どこのお風呂でも柚子湯はあるのだが
けちけちせずにしっかりの量を入れてくれているので嬉しい。


よそのおっちゃんに柚子の事で教えを受けるチビ、3人揃って・・・冬至の風呂は大事です。

やっぱり柚子が気になる親子・・・「お父さんも、お兄ちゃんも、柚子で遊んだらあかんやん」とエイト

どうも柚子の事しか覚えてなくて・・・
でも年の瀬の押し迫ってくるこの時期に、ふと入ったお風呂屋さんで
こういうもてなしが有ると凄く温かな心持ちになるものです。

そういえば入浴客も温かな感じでした、
そんでもって繁盛してました・・・淀川温泉。

大阪府大阪市淀川区東三国1-21-8


昼3時から 夜12時まで・土曜日休み
豊里温泉 東淀川区

子供は喜ぶ、滑り台がある銭湯


階段にして7段、時間にして1秒ほどの滑り台

豊里大橋の北側に大宮神社がある、
神社から西へ入ったところに地元客で賑わう銭湯 豊里温泉。

銭湯の多いところは所謂激戦区で、
何事にも普通ではダメとなると飛び道具を用意する。

豊里温泉は飛び道具ならぬすべり道具で、
子供たちを喜ばせ大人を誘引している。

自転車で5分ほどのところに新菊水温泉という、
こちらも滑り台を持つ銭湯があるが当時の流行だったのだろうか?


滑降時間1秒弱・・・ピントが合う前に落ちてしまうので、シャッターが下りないで困る

子供にすればわずか1秒弱でも楽しくてしょうがないのだろうが、
大人は誰一人として見向きもしない。
もし私のように調子に乗って大の大人が滑ろうものなら、
底のタイルにしたたかに尾てい骨を痛打し、
悶絶するだけである。

肝心のお風呂は、近代的フロントスタイル。
数多くのお風呂がさほど広くはないスペースに数多く配列され、
バラエティー豊かに楽しめる。

ただ ありがちなのだが、
バラエティー豊かの反面はそれぞれが小さくて
ゆったり落ち着いて温まれる・・・とはいきずらい。


滑り台スペースは、しぶきがかからない様ガラスブロックの壁で仕切られる

遊びすぎて疲れたのか?浴槽べりで転寝するエイト

そこそこキレイで明るくて、
サウナに水風呂etc・・・いわゆる一つの「グッドなお風呂です〜」

大阪市東淀川区豊里5−23−22

昼3時から 夜12時まで・月曜日休み
上六温泉

超悪ムスメが通行を妨げる、路地にある銭湯


大きな舟型主浴槽の奥には、凝ったレイアウトで副浴槽が並ぶ

ここは上六・・・なかなか、その筋の方が大勢いらっしゃるのか、
入浴前の脱衣場から、浴室内に至るまで・・・
居るわ 居るわのどんよりムード。

その本格的な連中に勝るとも劣らず、超悪所業を展開するのが
こま付きチャリンコに乗って、通る車の邪魔をする
○○ちゃん、約5歳半・・・。

通せんぼをライフワークにしている様で、
その悪態たるや堂に入っている!
さぞ、身勝手奔放な親の元、愛少なく育った娘なのだろうが、
悪いことは悪い!他人の子供でも、しっかり叱るのが大人の務めだ。

「こらっ!そんな事したらアカンやろ」・・・「イヤ〜、ベ〜」・・・
・・・恐ろしく肝が据わってる。

それではと、今度は目を吊り上げて、ぐっと睨みつけ
その娘に向かって駆け寄ろうとすると、さすがに退散する模様・・・
・・・もようだけで、私が風呂に入ろうとするや否や
またしても通せんぼ!・・・なんちゅうガキや。

今度はさすがに「シバクぞ」モードで駆け寄ると、一目散に退散。
ようやく通ることの出来るようになったバンのオッチャンに礼を言われ
こちらも、ようやく上六温泉に。


その通り!どんな世界に生きようと、守りましょう。


ダブルライオン・大きなオーバル主浴槽・妙に気になるライオンマスク?

肝心のお風呂は良いです、ゆったり気持ちよく入れる主浴槽が
ドーンと中心にレイアウトされている・・・好きなパターンです。
湯舟って、これが基本形と思うんで、

その奥に電気や泡・水などが並べられているが、
デザイン的に上手く繋がりを持たせながら、
一段石段を上がり、気持ちを切り替え期待感を・・・
整然としながら、それでいて楽しいです。


大きな浴槽に炭酸温泉・・・冬は最高・暖まるよ、浴室と脱衣場に跨るミストサウナ

はっきり言って、お風呂は オーバー3ケロリンです。
しかしながら、筋の方々がローマナー&主人が弱腰で・・・
善良な市民が、肩身の狭い思いをするので
2ケロ半にしときました。


いい味でてる古い木のベンチ、1トントラックのドアミラーが何故か・・・。

大阪市天王寺区石ヶ辻町16−6


朝 6時から 夜12時まで・月曜日休み
あかし湯

ミナミのホストや筋の方に必ず会える銭湯。


トロンが売りものだったのだろうが、今は無い。

周防町の堺筋側にある銭湯には、やはり‘その筋’な入浴客が多い。
行く時間にもよるだろうが、私の行く3時から4時には
必ずといって良いほど、いらっしゃる。

別にどうこうある訳じゃないけど、出来れば居ないに越した事は無い。


浴室奥にはロフト風2階になっており左がサウナ、右があやし気なライティングの光明石風呂

浴槽内はストーンと1列に並んで浴槽各種、どれも種類を置いた分
サイズ的に小さくなっている。

中央についたて状の壁で仕切り、反対側が洗い場
・・・このレイアウトは、あまり見かけない。
浴槽内の人と、洗っている人が目を合わさない設計だ。

奥に階段があり、上がって左は有料のサウナ、
右があやし気な光明石風呂・・・能書きも怪しい・・・以前はトロンだったのだろう。

まぁ わりと綺麗で、なんちゃ無いけど、時々行きます。

大阪市中央区東心斎橋2−2−17

昼3時から 夜12時まで・日曜日休み
パール温泉


世間を騒がせた‘小西容疑者’ガッポリのお風呂は・・・


マンションの1階にひっそりと掛けられた暖簾

我が家からは柴島湯に次いで近距離のお風呂だが、
あと100mほどで4ケロリンの‘ゆーゆー’が在る為あまり行かない。
でも・・・お風呂自体は湯水のごとくお金が掛けられ3ケロリンはクリアするお風呂だ。


庭園風露天風呂にある屋根の支柱は寸足らず・・・
そして驚く事に9ミリ程のボルトで継ぎはぎジャッキアップ・・・こんなんで、ええん?

3億の公金が注ぎ込まれた浴室内は、温泉旅館の大浴場的佇まいで、
250円で入浴させてもらっていいの?ってな感じの豪華仕様。

ただ お金は掛かってるけど、入浴客の視点に立って‘良い物を造ろう’という
職人気質などは感じられず、スペースの配分・配置・視覚的要素・・・
色んな所に‘まぁ こんな感じで、ええんちゃう?’的‘適当感’が感じられ
お風呂をこよなく愛する私には残念に映る。


お風呂自体はキレイで気持良い〜寝ころぶチビと泳ぐアホ兄ちゃん・・・ええ加減にせぇ!

でも水風呂が しっかり冷たく気持良いので、露天・ジェット・サウナ・・・と
繰り返しのローテーション入浴は気持イイ限り。


朝日新聞に実名で記事が載ったので、撤去される前に・・・
と思い、急いで撮影しに行きました・・・‘人の道’看板。

大阪府や大阪市、そして旧三和銀行などからガッポリ・がっつり大金をせしめた
小西容疑者の‘善人ぶり’をアピールした看板が胡散臭く物悲しい・・・。


大阪市東淀川区東中島2-23

昼 3時から 夜12時まで・7・17・27日休み
日本橋湯


電気の街・オタクの街?にある銭湯らしい銭湯


そこそこの歴史感ある佇まいの銭湯らしい外観

道具屋筋などに よく買い物に出かける関係上、よく利用する銭湯だ。

一棟建ての そこそこ立派な建物に心意気を感じる銭湯名、
昔ながらの雰囲気を残しながらも、浴室内は少々今風に手直ししている模様。

滝のように4段階に浴槽を流れるお湯に透けるブルーのタイルが、
気持良さそうな印象を与え、この ‘お湯が溢れてる感’がいいね。


奥のブクブク寝風呂には赤いライティング ・・・

寝風呂に設定された赤いライトは、寒い冬には‘温まります感’が演出できて良いが、
それ以外の季節には、はっきり言って暑苦しい。

浴室内はそれぞれコンパクトな仕様の浴槽たちだが、
脱衣場は それに反して広々。
池の水は入っていないが、苔むした灯篭がある中庭もある。


ここには 水と亀さんが居なくっちゃ。

どう考えても浴室内は20人で満員な感じにもかかわらず、
脱衣場のロッカーは100程ある ・・・何の為に・・・?

おとなしいご主人と賑やかな大阪のおばちゃんを絵に描いたような奥さん?
との番台キャストのコントラストが面白い。

大阪市浪速区日本橋4−1−9

昼 2時半から 夜1時まで・月曜休み
桃の湯


ミナミ繁華街の文化の一部となっている銭湯


カラフルな浴室内は鰻の寝床風な縦長銭湯

すっかり街の文化として定着している趣の桃の湯は、
水商売の人や(私も含め)やその道の極めた方、仕事途中のサラリーマン・・・etc
絶えず 色んな人種が詰めかけ、人間ウォッチングを愉しむ向きには最適な
バラエティー人間模様な銭湯だ。

設備で面白いのは‘短小 打たせ’と勝手にネーミングしてるが、
約30センチ程の打たせ湯は、レスラーか水泳選手を基準にでもしたのか
私の肩幅にはヒットしない。

ガラスのプレートが並び、そこを湯が流れるちょっとアートチックなスチーム風呂も
個性あるデザインで面白い。
新しかった時はキレイやったやろな・・・と思うのである。

スチームの後は水風呂でリフレッシュ。

でも・・・あちこちのカランやシャワーから湯がポタポタとこぼれていて
思わず「コーナン行ってこよか」って言いたくなってしまう・・・治そうよ。

朝から営業の番台銭湯で、昔ながらの盛り場銭湯情緒を味わえるお風呂だ。

大阪市中央区東心斎橋1−15−21

朝 9時半から 夜 1時まで・日曜休み
ヘルシー温泉 桜川


姉妹店の‘タテバ’に、すっかり・・・

写真はありません、撮るのを忘れてました。
朝風呂を毎日やってるって言うくらいしか、お奨めポイントは無く、
キレイで気持いい‘タテバ’の足元にも及ばなくなってしまった感アリのちょっとくたびれ感。

ユートピア白玉温泉みたいに‘氷風呂’風の水風呂があるが、
もともとの水がチーリングされておらずぬるい上、
落下してくる氷は小さな製氷機で作られるクラッシュアイス少々。
そう 一瞬で消えます。

大阪市浪速区桜川3−1−13

朝 6時から 翌1時まで・無休
神田温泉


おそらく次回は3ケロ以上確実?尼崎の街湯


替わり湯の露天風呂がここの売り・長距離ジェットは楽しい!

朝6時から夜2時まで頑張る住宅街の銭湯は
けっこう綺麗でバラエティー豊かで楽しめる。

売り物の‘替わり湯’を企画した露天風呂には当日なんと!
‘木酢液’の湯が湛えられていた。

身体にいい成分が含まれてるとは言え‘木酢液’は無いでしょう!
火事の焼け焦げた後の現場のような、物悲しさを感じる
はっきり言って‘悪臭’だ。


今日のお風呂は・・・木酢液・・・お土産として買って買える人もいるの?

兵庫県尼崎市神田北通8−219

朝6時から翌2時まで、無休
楽天地温泉


天満市場の買い物帰りに立ち寄れるお風呂


畳 1畳半ほどの超コンパクト露天風呂

天満市場の北側にある、このお風呂は‘頑張らない’北区のお風呂の中では
比較的お勧めできる数少ない銭湯だ。

2時オープンと謳ってはいるが、実際には1時半頃には開いている事が多く
仕入れの後一風呂浴びるには うってつけのお風呂である。


‘売り物’の水風呂は‘天然’表示・・・そないに・・・。

かなり苦しい薀蓄も、「良くなる,能くなる、善くなる・・・」のフレーズが微笑ましい。


深浴槽で温まり、‘天然’の水風呂でリフレッシュ!善くなる?

昔ながらの番台スタイルで入浴客とのコミュニケーションもあり、
私が訪れた際には、顔を見ただけで 何も言わずとも荷物預かりの
札を出してくれるのも嬉しいものだ。

皆さんも買い物帰りに一度いかが?

大阪市北区池田町7−12

無休のはずですが・・2時前から翌1時半までやってます
難波温泉


難波駅から歩いて行けるバラエティー銭湯


スチーム風呂に水を持ち込みくつろぐ杜人&詠人・・・でも・・


はっきりと書かれた‘子供禁止’

2005年最後のお風呂に選んだのは
大阪府立体育館のすぐ横にある今風のバラエティー銭湯だ。

ナニワ工務店のHPを見る限り‘かなり凄い!’て印象を持ち、
疲れまくりのこの1年〜ラストを飾るのはここだ!と意気込んで行ったが、
バラエティー銭湯にありがちな‘複雑構造故のくたびれ感’がここにもある。

期待しすぎだったのかも・・・というのはあるけど
やっぱりもう少しキレイな方が良いのでは・・・。
普通に行けば、もう少し気に入っていただろうが
2005年の大ラスに選んだナニワさんのHP写真に騙されたような感があって残念でした。


スチームは子供達も気に入ってご機嫌でした。

大阪市浪速区難波中3−4−10

お昼2時から翌1時半まで・木曜休み
力湯

水族館のような・・・北の軍事国のような・・・奇妙なお風呂


露店風呂は熱めで、立ち込める湯気がいいねぇ。

銭湯ホッパーさんの‘オンリーワン’シリーズの推奨銭湯で、
中央の壁にビルトインされた水槽が面白い。

ただ 至る所‘ステンレス 打ち出し’の無機質的構造・視覚が
アモーレには少々残念。

湯船の底のぬめりとザラつきも気になるが(石やタイルなら感じていないかも)
・・・子供達は喜んでいる。


洗濯機の中にいるようなジェットのお風呂ではしゃぐ詠人

すっかりいい色の温中オヤジ

兵庫県伊丹市伊丹3−2−2

16:00〜24:00 日・祝15:00〜24:00 まで営業  ・ お休み 毎週木曜日