2004年5月の日記

■2004年5月8日(土曜日)

 

大好きな天ぷらの店‘ときわ’


齢73の阿部セイコさんの笑顔と 美味しい天ぷらが織り成すセイコ ワールド

この店を最初に訪れたのは もう13年も前になる。
サルーンバー ムルソーのチーフバーテンダー時代スコットランド人の奥様を持つ
‘馬’さんに連れて行ってもらったのが最初。
以来 天ぷらの美味しさも去ることながら女将(と言っても一人で切り盛りしている)である
阿部セイコさんの 人柄 そしてそこから放たれる
奔放でいて清楚 かつ 、繊細にしてあっけらかん・・・
とにかく73歳で現役シェフであり女将!本当に‘すっ 凄いっ!’のである。

久しぶりに予約した際「こんばんは、八木です・・・・・覚えて・・」〜「忘れました・・・わっはっは・・・」。
まさに‘可愛らしい’って云う言葉はこの人の為に有るようなもの、
‘いい店’が解る素敵食いしん坊の方は是非予約の上行ってみて下さい。


天ぷらと抜群の相性 ロマテのマンサニーヤ(シェリー)

そしてこの店のスペシャルなお楽しみは‘持ち込み’!
過去において 白ワインや日本酒など何種類も持ち込んだけれど
どうも しっくりと来ない、そう 天ぷらの脂や衣の風味などに
白 ワインでは果実味が強すぎ、脂を捌くアルコール分には物足りなさを感じていたし
日本酒の場合美味しく頂けるのだが ぐびぐびと行くには酔いが回る。
(ただし・・・満寿泉の全麹仕込みの大吟醸は凄かったけど・・・)
冷していったマンサニーヤに氷を少し入れてぐいぐいと行く!
穏やかな酸と爽やかな切れ上がり、脂と共に広がる旨味と程よい冷たさ・・・。
ヤッタゼ!な大成功で御座った。

ちなみに Amore 八木的には‘たけのこ’の天ぷらがマンサニーヤをセレクトした
最大のポイントだったが、この日1番の好相性を示したのは‘紋甲いか’だった。
口中に脂とイカの甘みが広がりシェリーが 極上の調味料となって
もう 渾然一体 幸せの坩堝!・・・「美味いなぁ・・・」
の連発の間に マンサニーヤは極めて短い命の後
私たちの喉を通り 天に召されたのであった。
※くれぐれもいきなり了解も無く持ち込まないように。

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お店を閉めたら近所のスナックでカラオケで盛り上がりまくり!

すっかりご機嫌さんでお腹も一杯になったら
「歌いに行きまひょか?」って阿部さん・・・「近くに良いとこ おまっせ」って
「行きましょう!」
今年1度もカラオケに行ってなかった私はちょっと前から
行きたい・・・って うずうずしてたので 勿論「行きましょう!」の二つ返事。
いつも通り‘瞳はダイアモンド’に始まり 「闘牛士」,さらに
新曲‘瞳を閉じて’も披露、そして最終的には演歌から・・・の何でも来いで
きっちりと酔っ払いの仕上がり!ママさんも素敵でしたが
阿部さんの唄がまた‘可愛い’っつ!

どうもご馳走様でした。そして素敵な夜を有難う御座いました。
これからも元気で頑張って下さいね!

 

■2004年5月15日(土曜日)

 

厳しすぎる 大自然の摂理

5月7日(金)の日記にてお知らせした鳩の赤ちゃんは、
あまりに悲しい結果を迎えることとなった。
‘弱肉強食’が大自然の摂理である事は 充分承知はしていると言うものの、
前日の金曜日に見たときには元気だった赤ちゃんは
たった1日で帰らぬ鳩となったのである。
詠人が「お父さん はとの赤ちゃんのお腹に三角の穴が開いてて、
手話しゅわって・・・なってる・・・。」
・・・「嘘やろ!昨日元気やったのに」・・・
土の様になったかは あまりにおぞましく この世のものとは・・・な様相につき
ここでは書けない・・・とても・・・。

「もう 鳩の赤ちゃんの話するのん禁止な・・・これからずっと!」
杜人と詠人に言い聞かせて
呑酒庵のバルコニーの小さな命の物語は封印されたのである。

 


子供達の為に(本当は自分も淋しいから)錦華鳥を飼う事に・・・

親鳥が子育てをする姿を見せてやりたくて バルコニーが汚れるのに目をつむって
鳩さん達を追いやることなく見守っていたけれど もう たくさん!
きれいにかたずけて鳩とはさようなら・・・
それでも来るけど恐怖感を植えつけるように追い払って、もうここは君たちの
来る所ではないって教えてやるのだ。

その代わり‘オランダ錦華鳥’を 飼う事にしました。
近所のペットショップに訪れた際 気に入った ペアの錦華鳥は超ラブラブで子育て中。
彼らの子供を‘手乗りで’育てる事になったので 現在移動OKの連絡待ち中です。

 

 

■2004年5月7日(金曜日)


気になっていた方も・・・

呑酒庵のバルコニーに1児誕生!

卵の発見から半月を過ぎ なんぼなんでも遅いんちゃう・・・?
やっぱり オヤジの方が種無しなんやろう・・・!
などと 勝手に決め付けて孵らぬ鳩の赤ちゃんの安否に気を揉んでいたのである。

つい1週間ほど前に詠人が「お父さん 卵落ちてるー!」って云うので
駆けつけると(と言うほど広い家じゃないけど)無残にも半分になった空の卵の殻。
可愛そうに また 烏に・・・それとも いつまで待てど孵らぬ我が子を・・・?。

しかし その心配も〜

ちょっと 解りにくいけど

ちゃんと1羽 孵ってるでは あーりませんか!

お母さんが オヤジに誘われて 餌取り?に行った隙に巣を見ると・・・
正直言って あんまり美しくは無いけど ちゃんと生まれてる!

これからの この子が巣立つまで 皆さん無事を祈ってやって下さい。
また 報告します。

そういえば 季節は春、淀川の畔にもたくさんの花が咲き誇り アヒルの‘がー子’も戻ってきました。

汚いイメージを持っておられる方も多い‘淀川’にもご覧の通り 美しい自然が一杯あるんですよ!

 

 

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