Amore 八木の酒落徒然

2008年 9月の日記 V


柏原ぶどう狩り&道明寺


9月半ば過ぎても蚊が一杯のぶどう園


春はイチゴ狩りを楽しんだので、この秋はぶどう狩りに出かけた。

というのも最近は中学生になった杜人、こういった「エサ」がないと中々
一緒に出かけることを渋るようになったからだ。

ちょっと前まであんなに可愛く連れ歩き、
カメラを向けても良い笑顔を振りまいてくれたのに・・・淋しいがこれも成長の証だ。

ぶどう狩りだけでは芸がないので近隣の事を調べると、
道明寺粉で有名な道明寺があることを発見。
以前テレビ番組で道明寺の「干し飯」を紹介していたのを見てから、
いつか「本物の道明寺で、和のスウィーツを」と思っていたので迷う事無く訪問を決めた。


ひっそりと静まり返った道明寺、もちろん売店?にも人気無し。

日曜日とは言え、朝9時前とは言えお寺・・・
閉まっている事はナイだろうと伺ったのに
門は開けられているが僧侶の姿は見られない。

もちろん売店?らしきところも閉まっている。
仕方ないので近所の町を散策してから時間をつぶし再び10時過ぎに訪問。

しかし気配はまるで変らない、閉まったまんまで人気無し。

えらいゆっくりした寺やなぁ・・・と呆れつつ、ぶどう狩りに向かう。


細い細いあぜ道を登ってブドウ畑へ

正直 イチゴ狩りは、摘んでは食べ摘んでは食べ・・・
一つ一つ味が違うので変化を楽しみながら沢山のイチゴを食べる楽しみがあるが、
ぶどうは一房摘んでしまうと同じ味を永遠に・・・これはシラケル。

なので、オヤジの考えた作戦は「一粒ずつ作戦」。

そう房を採らずに粒を採る・・・究極のエンジョイぶどう狩り作戦だ。


たわわに実った巨峰を一房一粒ずつ・・・最初はよかったのだが

結局汚い蓆の上に座らされ、一人一房食べさせ・・・

順調に色んなぶどうの色んな味を楽しんでいたところ、
ぶどう園のお姉さんのチェックが入ってしまった。

「あの〜 それされたら困るんです〜、一房とって座って食べてください」

あぁ〜 そんなぁ〜

秋だというのに蚊がブンブン、むせ返るような湿気のぶどう園。
しかも同じぶどうをひたすら食す・・・
そんなシンケ臭いのんは大嫌いなラテン家族(俺だけ?)は、
そうそうにぶどう園を後にした。

何故かリュックの中には予備の巨峰が収まっていたが・・・。

気を取り直すにはお風呂が1番、日曜日なので朝風呂営業の新柏原温泉を発見し
さっそく入ることにした。


旅先で朝風呂発見・・・これはほんとに嬉しい!

むせ返るぶどう園で汗ベタベタになっていたので、
このタイミングで風呂に入れると言うのは極楽と言うより他は無い。
しかも中々の設備を備えた大型銭湯で、
それ自体充分に堪能することが出来た。

そして三度道明寺を訪れたが、観光客の姿がちらほらある以外は
午前中と全く変らない・・・どうなってるんやろ、この寺???


お父さん、まだ誰もおらへんで〜

結局待ってみても買い物は出来そうに無いので、
離れの庵のベルを鳴らし要件を告げると
パジャマ姿に作務衣を羽織った坊さんが現れた・・・のんびりしてまっせ。


三度の訪問でようやく購入がかなった本物の道明寺粉「干し飯」、作務衣の下はパジャマの尼僧

坊主頭・・・もちろん坊さんなんで当たり前だが、
話し声は女性???

そう 道明寺って尼寺だったんですね〜。

もち米を蒸して乾かし、腐りにくくしたものを
和紙の袋に隙間無くびっしり詰められた「ほしひ」
1本1600円と驚きの高価格だが、坊主姿でも女性を前にして
「い いっ 要りません・・・高いし」などとは決して言えず

「2本ください」と言ってしまうAmore 八木。

おまけにいただいた絵葉書セットは、きっと使わないだろう。

でも 念願の「本物道明寺粉」GET!
これで気の利いた「和のスウィーツ」を作れるぞ!

 

2008年 9月の日記 U


ディスクゴルフ 九州オープン&博多ナイト


9月後半なのにギラギラ猛暑の海中公園


去年の8月、セリカコンバーチブルを引き取りに福岡入りした時
少しの時間だが海ノ中道公園へ出向きディスクを投げた。

その時に「ここでまた投げたい」と強く思った素晴らしい大公園で
開催された九州オープン・・・念願かなったりだ。

先ずは博多の移動用に確保したレンタルバイクを引き取り、
お腹が空いたのでうどん屋へ。
博多特有のぼやっとした麺と平天のトッピング、
カウンターには当たり前のように柚子こしょうが並んでいるのが九州雰囲気。
でも肝心のうどんはかなり今一だった。


博多駅近くの人気店だが、うどん愛の濃厚な大阪人にはちょっと・・・

ホテルにチェックインしようとすると、ホテルのすぐ裏に銭湯発見、
「いつ、どこでも、いかなる銭湯の挑戦も受けて立つ」Amore 八木。
入らないでは男が廃るので、チェックインを済ませてからの入湯を決意。


ホテル裏の路地に、民家のように佇む花の湯

とは言うもののホテル自体のセレクトも勿論「大浴場付き」を選んだ風呂キチ、
当然ホテルの風呂もチェックしようと思ったがメンテナンス中で出来ず。

早速旅の汗を花の湯で流し、九州オープンの会場 海中公園へと向かう。

以前一度訪れた時はショートティーのみだったのだが、
今回の九州オープンのコース設定は距離も長いしトラップも多いし
先週の中部オープンにさらに輪をかけて難しい。

さすがに日本チャンピョンのホームグラウンド、
ここで練習してたら上手くなるわ・・・ほんま。


練習を終えて ホテルに戻りヒカリプロや福岡のみなさんと、
夜の飲み会会場となる此乃美へ向かった。


モツ煮込みの店「此乃美」で

8時集合予定も7時40分には着いて一人で一杯やりながら
みんなが集まるのを待つが8時を10分過ぎても誰も来ない・・・?

「ひょっとして此乃美って店、他にも有る?」とスタッフに尋ねると、
1軒だけ有ります・・・しかも同じ天神に。
ヒカリプロに電話したら案の定「もう始まってますよ」
と言う事でもう1軒の此乃美に向かいみなさんと合流。

最初の此乃美はモツ煮串の店、こっちの此乃美はモツ焼きの店。
同じ屋号でよく似た感じのスーパー怪しげエントランスなおしゃれ店。


もつ焼きのお洒落な店「此乃美」で梶山兄弟やヒカリプロと

梶山兄弟も合流し宴もたけなわに・・・

その後は久しぶりの博多の町を一人で飲み歩く。


人気屋台「 」で薦められた「さがり」

BARや屋台をハシゴして飲みまくり、
べろべろになってホテルに戻ったが何かが足りない・・・
そう、仕上げのラーメンを食していない事に気付き
タクシー代合わせて3千円オーバーなデラックスラーメンで締めくくった。


こいつは美味かった「1番星」のラーメン

当然の事ながら二日酔いで迎えた九州オープンは、
朝から照りつける容赦ない陽射しと長い長いコース・・・しかも意地悪難コース。

先週の中部オープンで難しいコースの面白さを知ったが、
ここ海中のコースは今の実力ではまだまだ無理が多いレベルの高さだ。


福岡ディスクゴルフ協会の可愛いバナー、微妙に投げにくい16番ティー

最初はイメージどおり投げられていた自慢のアプローチは、
千葉選手の「八木さんアプローチめっちゃ上手いですねぇ」と声をかけられてから
ものの見事に崩れだし良いところは一切無くなってしまった。

ただでさえ体力には自信の無いAmore 八木、
後半になればなるほど
バーディーをとる事もできず どんどんスコアは膨れ上がる。


100mくらい投げられないと向うの島には届かない・・・OB!

優勝はもちろん千葉選手、2位は藤本さん。
この2人とはまだまだ実力差があるAmore 八木は3位。
ABTの3位だからよしとしようか・・・と、情けない慰めを自分にほどこし
今年度最難関コース海中公園を後にする。

レンタルバイクを返却する前に、再び花の湯で汗を流し
福岡空港に向かい帰阪の翼へと乗り込む。

そう、今日は日曜日・・・営業ですもん・・・店。

しかし やっぱり博多はヨロシイなぁ〜、また来まっせ〜!

 

2008年 9月の日記 T

 

ディスクゴルフ中部オープンと豊川の美味いもん


ここは練習用の芝グラウンド、コースは全て難コース

金曜日の仕事終了後そのままヒカリプロを迎えに行き、
セリカ コンバーチブルで南三河までオープンドライブ(オイラ助手席)。

途中 奈良〜三重にかけて寒くなってきたが屋根は閉めない。
今シーズン?初暖房で、そのままオープンドライブだ。

予定より早く着きすぎて、ボロ喫茶へ「名古屋モーニング」を期待して
入ったが三河にはそんな文化は無いようで普通に卵とパン・・・寂しい。

三河臨海緑地公園のコースは朝からカンカン照りの猛暑、
最近の怪しげな天気が嘘のように晴れわたる。

今日の土曜日はアマのラウンドは無く、プロが廻っているが
せっかく来たのだからちょっと練習を・・・と投げ始めたが
あまりの難コースで練習すればするほど、ディスクが無くなりそうな勢いなのだ。

そう ちょっとフェアウェイを外すと生い茂る草と、
クモの巣だらけの樹海。

こうなれば早めに切り上げ風呂へ行く・・・これが正解だろう。

狙って訪れた風呂は営業時間が変更されは入れず、
とはいうものの朝から開いてる風呂屋はそうそうあるものでもなく
うだうだ時間をつぶし極楽湯へと潜りこむ。

すっきりサッパリしたところで時間は昼時、
下調べした豊川駅前の天ぷらの店「天源」へお邪魔した。

お昼の時間には「天ぷらコース 1,890円」があり、
かなりのお得感を感じる素敵メニューだ。


コースの始めはお刺し身・茶碗蒸し・サラダから

まずは 本マグロ・ひらめのお造り、茶碗蒸し、サラダが登場。
それらをアテにビールを楽しむ。

そして本命の天ぷらが供され始める・・・

@ さい巻海老(小ぶりの車えび)を1尾ずつ3尾。
A きす・・・小ぶりなので抱き合わせ2枚重ね・・・美しい&美味しい。
B 蓮根・・・高温で表面を固めてから低温油へ。
C 新ぎんなん・・・美しく冴えわたる青緑・・・お代わりリクエスト!
D ヤングコーン・・・新定番。
E 舞茸・・・しゃきしゃき。
F 海老とほたてのかき揚げ・・・超絶凝縮美味!


王道メニューの才巻海老、驚きの美味さ「海老と貝柱のかき揚げ」

、職人気質のご主人、抹茶アイスの登場と共に差し替えられるお茶!

初物の熊本産ぎんなんは美味にておかわり・・・揚げることで緑が際立つのだ


ご飯はパスしたので「せめてお汁だけでも」と言う事でシジミ汁。

デザートの抹茶アイスが出たときにはお茶の差し替え・・・見事なサービス。

これで・・・これだけ楽しんで1,890円!

職人肌だが温かく接してくれるご主人が、
一つづつ丁寧に揚げて、そのままサービス。

普通この内容だと1万円オーバーな感覚だが、おあいそは3,000円ちょっと。
ビール2本&ぎんなんリクエストして・・・驚きのバリュープライスだ!

チンチン電社の走る豊川の街を、ほっこり大満足気分で眺めながら
今夜のお宿は お決まりの温泉付きホテルへ。
チェックインを済ませたら早速お風呂へゴー(本日2湯め)、
こちらは誠に残念ながら設備・衛生・泉質・・
・どこをとっても褒められた物ではないのだが
なぜか大勢のお客で賑わっている。
三河のお風呂愛レベルを、思わず疑ってしまった風呂キチAmore 八木。

部屋に戻り一眠り・・・と思っても中々寝付けず、
これはきっとイケテナイ風呂に入ってしまったためだと
この日のメイン銭湯「人参湯」(本日3湯め)へ向かった。

車を泊め外観の写真を撮っていたら、
不審者のごとき冷たい視線を投げかけていただいた奥さん。
「大阪から人参湯に入りに来ました」と告げると、
態度一変・すっかり笑顔で迎えてくださった。


最初は車と一緒に・・・冷たい視線の後姿・・・男女ぶち抜きの可愛いモザイクアート

風呂上りにはあれこれお風呂話で盛り上がり仲良し、
身も心もすっきりと良い気持ちになり夜の豊川へ出張ることに。

人参湯に向かう前にすでに美味いもんセンサーに掛かっていた、
歴史感ある焼鳥の店「鳥善」へ。

「秘伝のタレ自慢の店」・・・塩全盛の現やきとり業界にあって、
3代続く風流なたたずまいの店だ。

3席しかない可愛いカウンターに滑り込み、先ずビール。
牛蒡のきんぴらをつまみながらメニュー眺める。

トップに書かれたお薦め・・・「特上うずら 1200円」・・・これや!
早速注文したところ大将のしてやったりな口元のにやりは見逃さない。


歴史と風格を柔らかく感じさせる外観、凄みのあるタレの堆積物が圧巻の焼き場


長年焼き続け 長年堆積したタレが、まるで溶岩のように重なり合う焼き場から
あっという間に焼きあがったウズラのタレ焼きは、
香ばしい湯気をたててオレを誘う・・・さぁ おいで!

柔らかな頭部からはジューシーな旨みがひろがる。
肉厚で、またもやジューシーなモモ。
背肝付きなのでキ○玉もしっかり付いて精力的!

今までの焼き鳥屋で食べる「焼きすぎウズラ」とは別次元・・・存在感大!

聞けば ここ豊橋は、ウズラ卵の一大産地らしい・・・納得の一品だ。

おまかせで出してもらった創作鳥すしは今一、気持ちは解るが勉強不足〜焼鳥だけでええのに。


迫力の焼き場から登場した特上ウズラ、なんと殻付きのまま食すウズラ卵タレ焼き


ビックリ仰天は「ウズラ卵・・・殻のまま」だ。
じっくり香ばしく焼いた卵の殻は、思いのほかキレイに口解けし
想像していた口の中ゴワゴワ状態にはならず、これまたにやけてしまう。

キレイで愛想のいいママさん、息子さん、大将の3人と
和気あいあいと盛り上がり、これまた最高!

少々アミノ酸強めなタレだが、これだけ楽しければ問題外。
シンプルにタレ焼きを楽しみまくるのが常道だろう。


向かいのレストランでギネスを一杯、マスターは録画したビデオに夢中

気分が良いのでGUINNESSの看板に惹かれもう一軒、お腹一杯で入ったのに
ギネスのアテに突き出しで出されたハムサラダはボリューム満点・・・キツイ。
マスターはお気に入りのビデオを客に解説しながら上映中だが、
実際自分がすっかり嵌り込んでいた。

昼も夜も外れなし?に美味しい物に出会った豊川、
東海に美味いものなし・・・を覆す素敵な出会い。
これやから旅は止められまへん・・・え〜っ、試合と違うん???

ついでながらホテルの温泉へ(本日4湯め)へ入り、
さっぱりしてから床に就いたことは言うまでもない。

翌朝・・・

予定通りディスクゴルフのほうは難コースに返り討ちされる始末で、
実力不足を痛感させられるが
アマチュアトップクラスの杉淵選手との出会いは中々爽やかで良いものだった。


爽やかに?うだる暑さの三河臨海緑地公園、サービスホールの3番はバーディーパット外す

難しいコースを廻るほうが、様々な課題が見えてくるし
技術的にも必要なものがまだまだ足りないことを感じられる。

正直 回っている時はしんどいのだが、
終わってみれば楽しくて また練習しようと言う気持ちが沸いて来るものだ。

そんな難コースを実力のある選手と共に廻るのは、
意味深く貴重な経験になる。

結果を望むのはまだまだ先・・・今はディスクゴルフが楽しくて楽しくて。

帰りはヒカリプロ&アーサープロが同乗、
後席のアーサープロは高速オープンドライブの洗礼に逢い
少々(かなり?)キツそうだったが渋滞にあいながらも無事帰阪。

さぁ 来週は九州だ!