Amore 八木の洒落徒然

■2005年年1月24日(日)

 

温泉はしご&明石焼のプチツアー


20数年通う明石焼の隠れた名店‘たこ珍’のごちそうと、月の湯舟の露天風呂。

今年の冬は、例年に無く寒く感じる。
本当は平年並みの寒さなのだが、42男の衰えた身体には どうにも寒くてたまらない。
厄年の設定はなるほど・・・と感心させられる位、体のあちこちに異変が訪れる。
その中でも‘足の冷え’に関して言えば、もう堪忍して欲しくなるほど辛いのだ。

冷えには温泉!もう、これしか無い・・・とばかりに、日曜の朝 ネットで温泉検索。
車でも、電車でも、新しい温泉(銭湯も我が家では温泉と呼ぶが)を見つけると飛んで行きたくなる程
温泉好きの親子3人の この日のターゲットは、明石のちょっと向こうにある‘恵比寿湯’だ。
天然掛け流しのどろどろのお湯〜と言う情報に魅かれ ココに決定。

どうせなら、美味しいものもお腹一杯食べようと、明石焼の‘たこ珍’にも行く事にしよう。
杜人が6歳くらいの時に明石を訪れ、別の明石焼の店に連れて行ったら、
「お父さん、僕 お腹すいてない・・・」と言って1個食べてリタイア。
それなら・・・と、この たこ珍に連れてきたら、何の事無い・・・喰いまくり!
子供の舌は正直というが、美味くないと食べないという我侭も困ったものだ。

温泉のサイトを見ていると、垂水の‘月の湯舟’も発見。
思い切って温泉のはしご&明石焼のゴージャス?ツアーにしようと言うと全会一致で決定。
電車、タクシー、バス、歩き・・・車で行けば楽なのだが、こんな苦労もまた一興。
さーっ、あったまるぞー!


名谷インター近くにある‘月の湯舟’は眺めも良い、右は源泉の‘望の湯’、左は海水を温めた‘朔の湯’


我が家の‘餅’ちびまんじゅう詠人、望(もち)の湯にて 膨れる。


山の中にあるので、夏場には光に誘われて‘虫’が入浴客を困らせているのか?・・・代わりに‘しつけ’しときました。

3種類の露天風呂が楽しい‘月の湯舟’のお次はJR明石下車にて‘たこ珍’へ。

15個600円の明石焼は、柔らかく ふっくら香ばしい。
たこが2個、3個と入った‘当たり’も仕込まれ子供達も大喜び。
三人で七皿平らげ、大満足・・・かなりツワモノでしょう・・・。
おっちゃんに可愛がってもらった彼らにだけ、会員証代わりの‘たこ珍マスコット キーホルダー’が手渡され
お父さんは、チョッと残念・・・20年以上通ってんのに。


たこ珍前でのショット・・・右は日曜日 人気のない通りを日蓮宗?の僧侶が・・・。中央が美味しい明石焼。

そして二件めの温泉、明石先にある‘恵比寿湯’へ向かう。
山陽電鉄に乗り換え、とって〜も なっが〜い 林崎松江海岸(はやしざきまつえかいがん)へ。
駅から徒歩10数分、迷い迷いしながら、ようやく到着。
たこ珍で暖まった身体も、とっくに冷え冷え・・・益々温泉が沁みるぜ!
‘通’には有名な名湯らしいが、表の佇まいや エントランスも いたって普通の街湯そのものだ。
面白いのは銭湯の入り口から5分の4までが、新しい普通の銭湯で、
最深部に古い 昔ながらの温泉コーナーが残されているのだ。



有馬よりも濃くってちょっぴりドロッとした、鉄&硫黄くさい金泉が左手に、
右手には葛湯のようにトロみのある源泉が、ほぼ水風呂同様の冷たさで控える。
なるほど、ファンが多くいると言うのも肯ける結構なお湯である。
だが どうにも子供達には、この匂いがたまらなく辛いらしく‘臭〜’と鼻をつまむ。
しまいには、じゃんけんで負けた者が源泉に10秒間顔を漬けるという罰ゲームで盛り上がる始末。


臭〜と、鼻をつまむ子供達。でも街中にこんなひなびた名湯が在るなんて、この町の人が羨ましい。

しっかりと温まり なっが〜い名前の駅に向かう。
自動販売機でアイスクリームを買って、タイミング良くやって来た電車に駆け込む。


ごきげん顔でアイスを舐める杜人&詠人

垂水駅までは、元気に皆起きていたが、阪急電車の特急に乗ってからは全員泥のように熟睡。
ちょっぴりゴ−ジャス?なプチツアーは寝ぼけ眼で終わりましたとさ・・・。